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「好き」を言語化する技術

「好き」を言語化する技術

三宅香帆 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2024年7月31日

感想

SNSで「推し」について熱く語っている友人たちを見ていて、自分も何か書き残したいなと思ったのがこの本を手に取ったきっかけです。 正直なところ、「言語化の技術」と聞くと堅苦しいのかなと予想していたんですが、全然そんなことはありませんでした。著者のあたたかい語り口が心地よく、好きなものについて語ることの大切さを改めて認識させてくれます。 特に印象的だったのは、「なぜ好きなのか」という問いに丁寧に向き合うプロセスの大事さです。推し活やオタ活をしている人はもちろん、読書記録をつけたい、映画の感想をちゃんと書きたいという人にとって、実践的かつ読みやすいガイドになっています。具体的な例も豊富で、すぐに自分の推しについて実践できそうな工夫がたくさん詰まっていました。 わずかに、より深い批評的視点への掘り下げがあれば完璧だったかなと感じますが、エンタメと実用性のバランスが絶妙で、この本の狙いを考えるとむしろそれは余計なのかもしれません。好きを言葉にしたい全ての人にお勧めできる一冊です。