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ワンパンマン 36

ワンパンマン 36

ONE / 村田 雄介 集英社 2026年3月4日

感想

長く愛読しているワンパンマンですが、この巻はちょっと微妙な感じでした。タツマキとフブキの関係性の葛藤に焦点が当たっているのは興味深いんですけど、展開としては予想の範囲内というか、新しさに欠ける印象を受けました。 サイタマが介入して大乱闘に発展するくだりは迫力があるし、動きのあるシーンはさすがの画力で見応えがあります。ただ、キャラクターの掘り下げよりもアクションシーンの連続になってしまっているせいか、読んでいて心に残るものが少なかったんです。 人間関係のドラマと派手なバトルシーンのバランスが、この巻に関してはちょっと傾いてしまっている気がします。超能力組織「ツクヨミ」というものが登場しますが、その設定もまだ掘り下げ不足で、もったいないなと感じました。 シリーズとしては十分楽しめますが、特別な高みを感じることなく終わった、という感じですね。次巻への期待は持ちつつも、今回は「ふつう」というのが正直な評価です。