一次元の挿し木
宝島社 | 2025/02/05
みんなの感想
『このミステリーがすごい!』大賞受賞というキャッチフレーズに惹かれて手に取ったんだけど、これは本当に素晴らしい一冊だった。 遺伝人類学を専門とする主人公が古人骨のDNA鑑定から事件の真相に迫っていく…という設定だけで既に惹き込まれるのに、著者の文章力がそれを完璧に支えている。謎の散らばせ方が絶妙で、一見無関係に思える情報が後になって繋がる快感を何度も味わった。読者を惑わす情報の挿入タイミングも計算尽くされていて、最後まで予想を上回る展開が続く。 特に印象的だったのは、専門知識の織り交ぜ方のバランス。難しい学術用語も自然に物語に組み込まれ、主人公の説得力が増していく。それでいて、"ちゃぽん"のような些細な擬音表現まで活かされている繊細さ。こういう細部への拘りが、この作品を単なるミステリーから傑作へと昇華させているんだと思う。 文庫版としても読みやすく、評価の高さが納得できる仕上がり。本当にこれは外れない一冊です。
『このミステリーがすごい!』の受賞作と聞いて、期待を持って手に取りました。正解でした。 遺伝人類学を専門とする主人公が古人骨のDNA鑑定を通じて謎を追っていくという、一見するとアカデミックなテーマながら、ぐいぐいと引き込まれる面白さです。評判通り、文章の巧みさが光ります。情報の散らばせ方、読者を惑わすタイミングの計算、すべてが絶妙で、最後まで手放せませんでした。 特に印象的だったのは、専門的な知識を背景としながらも、決して堅苦しくない語り口。「ちゃぽん」という擬音ひとつにも工夫が感じられ、著者の丁寧さが伝わってきます。55年生きてきて、こういった知的興奮を覚える作品は珍しい。 謎の解き明かし方に一気読みしてしまいました。今、職場でも話題にしている本です。文庫本という手軽さも相まって、本好きなら必読の一冊だと思います。
『このミステリーがすごい!』大賞受賞作ということで、期待して手に取りました。正解でした! 古い人骨のDNA鑑定という、一見地味なテーマなのに、ページをめくる手が止まりません。主人公が遺伝人類学を専攻する研究者というのも、その視点から謎が解き明かされていく過程がリアルで説得力があります。 何より驚いたのは著者の文章力。伏線の張り方、情報を小出しにするタイミング、読者を惑わすテクニックがすべて完璧。最後まで「え、そうだったの?」と裏切られ続けました。 細かい描写も秀逸で、専門知識を詰め込みすぎず、かといって手軽すぎず、ちょうど良いバランスが保たれています。主人公の人物描写も丁寧で、登場人物たちに愛着が湧きます。 忙しい日常の中でも、つい続きが気になって、細切れ時間を見つけては読んでしまいました。最近のミステリーの中でも、これほど完成度の高い作品に出会うのは珍しいです。同じ著者の作品も今から楽しみです。
このミステリーがすごい!大賞受賞作ということで期待して読み始めたんですが、本当に面白かった! 遺伝人類学を専攻する主人公が古人骨のDNA鑑定を通じて謎を追っていくという設定だけで、もう引き込まれてしまいます。専門的な知識が自然に物語に組み込まれていて、単なるミステリーじゃなくて知的興奮も味わえるんですよ。 何より素晴らしいのは文章の巧さ。謎の散らばせ方、情報を小出しにするタイミングが絶妙で、最後まで一気読みしてしまいました。公務員の仕事で疲れた夜も、つい「もう一章だけ」と読み続けちゃったくらい(笑)。 個人的には、「ちゃぽん」みたいな小さな言葉選びにも作者のセンスが光ってるなって感じました。細部まで丁寧に書かれた作品って、読んでてこちらも大事に読もうという気持ちになるんです。 気軽に読書を楽しみたい時だけじゃなく、「いい作品に出会いたい」という時にもぴったり。文庫本だから持ち運びも楽だし、本当におすすめです。
このミステリーがすごい!大賞受賞作だけあって、確かに面白かった。古人骨のDNA鑑定という、僕たち教員の日常からは遠い領域をテーマに、ミステリーとしてきちんと成立させているところが素晴らしい。 何より魅力的なのは、情報の提示のされ方だ。謎の散らばせ方、読者を惑わすタイミングが絶妙で、ぐいぐい引き込まれていく。著者の文章力が高いというのがレビューでも指摘されているが、本当にそれを感じた。遺伝人類学の専門知識を自然に物語に組み込みながらも、専門用語で読者を置き去りにしない。バランス感覚が見事だ。 終盤の真相に至る流れは、ページをめくる手が止まらなくなる。「これはそういう意味だったのか」という驚きと納得が同時に訪れる感覚。教える仕事をしていると、生徒にもこういう「あ、そか」という瞬間を経験させたいって思うんだけど、この小説はまさにそれをやってくれた。 気軽に楽しめるエンタメ性と、きちんとしたミステリーとしての構成。両立は難しいはずなのに、見事に成功している。正当な評価だと思う。
『このミステリーがすごい!』大賞受賞作ということで期待して読んでみました。 確かに文章力は高いですね。遺伝人類学という専門知識を背景にしながら、謎の散らばせ方も計算されている。評価欄のコメント通り、最後までそこそこぐいぐい読ませられます。DNA鑑定が絡むミステリーというのも、現代的で興味深い設定です。 ただ、正直なところ「すごい!」という感動までは至りませんでした。エンジニアの仕事柄、複雑な構造や論理の組み立てには敏感な方だと思うんですが、この作品は丁寧に構築されてはいるものの、奇想天外さや意外性という点で、そこまで心を掴まれなかったんです。 謎解きのカタルシスも、なんというか...予想の範囲内という感じでしょうか。仕掛けは上手いんだけど、驚きが欲しかった。気軽に読む分には十分な出来栄えですが、何度も読み返したくなるほどではないかなと。 気分や時間帯によっては評価が変わるかもしれません。受賞作だからこそ、次の作品に期待したいです。
このミステリーがすごい!大賞を受賞した作品ということで、期待値高めで読み始めたんですが、その期待を見事に上回られました。 遺伝人類学を専門とする主人公が、古人骨のDNA鑑定を通じて謎を解いていくというストーリーなんですが、専門知識がちりばめられているのに全然堅くない。むしろぐいぐい引き込まれちゃいます。 何より驚いたのは、著者の文章力と謎の散らばせ方の上手さ。読者を惑わす情報が絶妙なタイミングで出てきて、「あ、そっか!」という瞬間が何度もあって。最後まで一気読みしてしまいました。 細かいディテールも気になって、例えば「ちゃぽん」という擬音の使い方とか、そういう小技がすごく効いてるんです。レビューで指摘されていた通り、文章が本当に上手い。 気軽に読める傑作ミステリーを探してる人には、絶対オススメです。知識欲も満たされるし、純粋にストーリーの面白さもある。この年代だからこそ楽しめる一冊だと思います。
『このミステリーがすごい!』大賞受賞作ということで手にとってみたんですが、期待以上に引き込まれました。古人骨のDNA鑑定という一見地味なテーマなのに、これがこんなに面白いエンタメになるのかと驚きました。 何より文章力が素晴らしい。専門知識を持つ主人公のキャラクターも立っていて、遺伝人類学という専門分野を自然に説明しながら物語が進んでいく構成の巧さに脱帽です。謎の散らばせ方が絶妙で、次々と新しい情報が投下されるたびに「あ、そうきたか」と唸らされました。 ページを捲る手が止まりません。短編のような密度の高さなのに、ストーリーのボリュームもしっかりあって、文庫で気軽に読める良質なミステリーを探してる人には特におすすめです。新社会人としてまだ忙しい日々ですが、それでも一気読みしてしまいました。最後の真相も予想を裏切るもので、読んで本当に良かったと思える一冊です。
話題の『このミステリーがすごい!』大賞受賞作ということで、さっそく手に取ってみました。古人骨のDNA鑑定という一風変わった題材で、こんなに面白いミステリーが書けるのかと驚きました。 遺伝人類学の専門知識がベースになっているとのことですが、難しすぎず、それでいて説得力のある謎解きが本当に上手です。物語の構成も見事で、読み始めたら止められなくなってしまいました。パート帰りの疲れた頭でも、ぐいぐい引き込まれていく感覚は久しぶりです。 書評家の方たちも絶賛していた通り、文章力も素晴らしい。特に細部への描写や、人物描写が生き生きとしていて、登場人物たちが本当に存在するような感覚になりました。最後の真相へたどり着くまでの過程も、無駄がなく計算し尽くされている印象を受けます。 文庫本で手軽に読める点も嬉しい。これからも注目の著者さんだと思いますので、次の作品も楽しみにしています。同年代の方にもぜひおすすめしたい一冊です。