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運命の番は、婚約解消を受け入れることにした

運命の番は、婚約解消を受け入れることにした

小松 しの / 篁ふみ KADOKAWA 2026年2月28日

感想

ここ数か月、SNSで話題になっていたファンタジーロマンスということで手に取ってみた一冊だ。正直、このジャンルは管理職という立場で触れる機会が少ないのだが、いざ読み始めると一気に引き込まれてしまった。 「運命の番」という概念を軸に、祝福から絶望へと転じていく物語の構成が秀逸である。序盤で提示される問題設定が、単純な恋愛トラブルに終わらず、キャラクターの内面的葛藤へと深掘りされていく点が印象的だ。特にリーガンの苦悩と決断の過程は、相手を思う気持ちと自分の人生の間で揺れ動く姿が非常にリアルに感じられた。 中盤以降の展開は予想外のターンを迎え、それが単なる驚きに留まらず物語全体に新たな意味をもたらしている。執筆の巧さが光る部分だろう。完成度の高いエッセンスを備えたエンタメ作品としての価値は十分にあり、多くの読者に支持されている理由も納得できる。 職場では後進にも勧めてみようかと考えている。

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