自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学
サンクチュアリ出版 | 2024/04/23
みんなの感想
最近、なんだか生きづらいなあって思うことが増えて、そういう時に限ってこの本が目に入りました。東洋哲学なんて難しそう…と敬遠していたんですが、著者の「こじらせニート」というバックグラウンドと、「超訳」というアプローチに思わず手に取ってしまいました。 読んでみると、本当にぶっ飛んでます。でもちゃんと論理的で、むしろそこがいい。仏教や道教、儒教といった古くからの智慧が、現代のモヤモヤした心の状態に意外とピタッと当てはまるんです。「自分とか、ない」というタイトルも最初は何言ってるんだと思いましたが、読み進めるうちに、その視点の転換がどれだけ楽になるか実感できました。 堅くならず、ユーモアもあって、主婦の私でも気軽に読める。子育てや家事で自分が見えなくなりそうな時、この本の考え方を思い出すと少し肩の力が抜けます。完全に「生きづらさが消える」わけではないけれど、その向き合い方が変わるというか。教養として、そして実用的に、両方楽しめた一冊です。
東洋哲学に関心があったので手に取ってみたんだが、正直なところ期待と現実のズレが大きかった。「ぶっ飛んでるのに論理的」というキャッチコピーに惹かれたのに、実際には独特のキャラクターが前面に出すぎていて、肝心の思想の内容がやや薄い印象を受けてしまった。 管理職をしていると、判断や決断の際に東洋的な思考方法が役立つことは多い。その点で本書にも期待していたのだが、専門的な解説というより著者の個人的な解釈と経験談のウェイトが大きく、教養としての深さに欠ける部分がある。超訳という手法自体は嫌いじゃないのだが、もう少しバランスの取れた構成だと良かったなと思う。 生きづらさに向き合う姿勢は共感できるし、読みやすさは確かだ。ただ、同じテーマでもう一冊選ぶなら、もっとオーソドックスな解説書を選ぶと思う。気軽に読むには悪くないが、本当の意味で教養を深めたい人には物足りない一冊だ。
東洋哲学って敷居が高いなと避けてきたけど、この本はほんとに読みやすかった。著者の「こじらせニート」というバックグラウンドが活きてるというか、難しい概念を日常の違和感や生きづらさに結びつけて解説してくれるから、机上の空論じゃなく実生活に落とし込める感じがある。 特に印象的だったのは、「自分」という概念そのものへの向き合い方。東洋哲学的視点を通すと、私たちが執着してる「自分らしさ」って実はそんなに重くなくていいのかもって思えてくる。それが生きづらさを少し軽くするっていうのは、本当にそうだなと共感できた。 論理的で説得力があるのに、どこかユーモアがあって読んでて疲れない。人文書としても新書としても質がいい。もっと早く読んでればよかった。
新社会人になって、なんだか仕事や人間関係で疲れている自分がいて、ちょっと違う視点が欲しくて手に取りました。 東洋哲学って聞くと難しそうですが、この本は著者の「超訳」というだけあって、かなり読みやすいです。仏教や道教の考え方が、わりと日常的な例で説明されていて、「あ、こういう考え方もあるんだ」って気づきが得られます。特に「自分とか、ない」っていうコンセプトはユニークで、完璧さを求めすぎて悩んでいる自分には響くところがありました。 ただ、正直なところ「なるほどね」で終わってしまう感じ。読んでいて面白いんですけど、実生活でこれをどう活かすかとなると、ぼんやりしたままなんです。各章も短めだから、もう少し掘り下げてほしいと思うこともあります。 書き方のテンポは良くて、漫画をよく読む身としては入りやすかったです。生きづらさが「少しマシになるかも」という説明文通り、劇的な変化ではなく、ほのかな違和感が少し楽になる、そんな印象です。悪くない本ですが、個人的にはもう少し何かが欲しかったかな、という感じですね。
東洋哲学というと、どうしても難解で自分とは無縁だと思い込んでいました。しかしこの本は、そうした先入観を見事に打ち破ってくれた一冊です。 著者の「超訳」というアプローチが秀逸で、難しい思想を現代人が直面する生きづらさに直結させて解説しています。仏教やら道教やらの古典的な教えが、実は今を生きる私たちの悩みに驚くほど有効だということが腑に落ちるのです。 特に印象的だったのは、「自分とか、ない」という中核的な問いの立て方。これまで自分の人生を「自分らしさ」の追求だと思って生きてきた身としては、かなり視点の転換を迫られました。その転換を通じて、なぜか心が軽くなるような不思議な感覚を覚えました。 論理的でありながら、一見ぶっ飛んでいるという二つの特性が両立している稀な本だと思います。東洋哲学入門としてはもちろん、人生の停滞を感じている中年世代にこそ手にとってもらいたい。いい本に出会えたという実感があります。
東洋哲学って何だか難しそう…という先入観を完全に裏切られました。このメディアで紹介されていたのを見かけて、軽い気持ちで手に取ったんですが、これが想像以上に面白い。 著者の「自分とか、ない」という視点が本当に新鮮でした。公務員の仕事をしていると、どうしても「自分らしく」「個性を磨け」みたいなプレッシャーって感じることがあるんです。でもこの本を読むと、そういう固執の方が生きづらさを生んでいるのかもって気づかされます。 東大卒・こじらせニート、という肩書きも興味をそそられましたが、それが理由ではなく、むしろ説明のわかりやすさが本当に秀逸。難しい哲学概念をこんなにストンと腑に落ちるように伝えるのはすごいなと。ぶっ飛んでいるのに論理的というのは本当その通り。 日常の悩みを少し違う角度から見直すきっかけをくれる、そんな一冊です。完璧な自分を目指すのに疲れている人にこそ、読んでほしいかもしれません。
最近、仕事のストレスで「何か心が楽になる本ないかな」って思って手にした一冊です。東洋哲学なんて難しそうだけど、この著者なら分かりやすく説明してくれるんじゃないか、という期待でした。 読んでみると、確かに東大卒の著者による超訳というだけあって、難解な概念がかなり噛み砕かれていて入りやすい。「自分とか、ないから」というキャッチーなタイトル通り、固定概念に縛られた自分を少し客観視できた気がします。現代人の生きづらさに対する処方箋として、東洋哲学のエッセンスを提示しているアプローチは悪くないですね。 ただ、正直なところ、深掘りが物足りなく感じました。概要はつかめるんだけど、「で、実際どうすればいいの?」という部分がモヤモヤのまま。あくまでガイドブック的な位置づけなのかもしれませんが、公務員という職業柄、もう少し実践的な落とし込みが欲しかった気もします。 気軽に読むエッセイ感覚なら良いと思いますが、本当に悩みを抱えている人には、もう一歩踏み込んだ本が必要かもしれません。
東洋哲学なんて難しいんじゃないか、と敬遠していた自分が甘かった。この本は本当に面白い。著者の「こじらせニート」というキャラクターが良い意味で機能していて、堅苦しくなりがちな哲学の話を、ぐいぐい引き込まれる文体で読ませてくれる。 教員をやっていると、生徒たちの「どう生きればいいのか」という問い、そしてそれに答えられない自分の無力さを感じることが多い。この本は、そういう時に灯りをつけてくれるような感覚だった。儒教、道教、仏教といった東洋哲学の考え方が、現代の生きづらさに対して意外と的確で、それでいて押し付けがましくない。 「自分とか、ないから」というタイトルも秀逸だ。常識だと思っていることが実はそうじゃないんじゃないか、という視点の転換が心地よい。気軽に読み始めたら、一気読みしてしまった。教養としても、そして心の栄養としても、本当に良い一冊。同じような悶々を抱えている人にはぜひ勧めたい。
最近、職場の部下との関係構築に悩んでいた時に、この本が話題になっているのを目にしました。東洋哲学という名前に少し構えていたのですが、「こじらせニート」による超訳という触れ込みに惹かれて手に取ってみました。 読み始めてすぐに気づいたのは、著者の独特の視点と現代的な解釈の巧みさです。複雑に見える東洋哲学の思想が、実は日々の生きづらさと直結していることに改めて気づかされました。50年近く生きてきた中で、仕事の重圧やストレスに直面する場面は数知れませんが、この本を読むと「完璧な自分」を求める必要がないこと、むしろ揺らぎながら生きることの豊かさが腑に落ちます。 エッセイとしての読みやすさも秀逸で、通勤時間や隙間時間でサクサク進められました。管理職として部下の指導に当たる立場からも、このような柔軟な思考の枠組みは非常に参考になります。一見ぶっ飛んでいながら、論理的で誠実な思考が貫かれている点が、特に信頼できました。仕事も人間関係も、もう少し気楽に考えてもいいのだと感じさせてくれる良書です。
最近、仕事のストレスで心がモヤモヤしていた時に出会った本です。東洋哲学って難しそうだし、正直敬遠していたんですが、このタイトルに思わず手に取ってしまいました。 読んでみて驚いたのは、難解だと思い込んでいた哲学がこんなに身近で、しかも実用的だということ。著者の「こじらせニート」というバックグラウンドが活きていて、机上の空論ではなく、実際に生きづらさを感じている人目線で説かれているんです。 仏教や道教、儒教といった東洋の思想が、現代を生きる私たちにどう役立つのか、ユーモアを交えながら解説されています。自営業をしていると、自分の判断や考え方に疑問を感じることが多いのですが、この本を読んでいると「あ、そういう見方もあるんだ」と視点がスルスルと広がっていく感覚がありました。 ぶっ飛んでるのに論理的という宣伝文句は本当。教養を身につけたいけど、重い本は読みたくないという人には特におすすめです。生きづらさがすぐに消えるわけではないですが、確実に心が軽くなります。
東洋哲学って聞くと、何か難しくて退屈な印象を持ってたんですけど、この本は全然違いました。著者が自分のこじらせた経験を通して東洋哲学を解説してくれるから、抽象的な概念が妙にしっくり来るんですよね。 特に印象的だったのは、自我について書かれた部分。「自分とか、ないから」というタイトルの意味が理解できると、生きづらさの正体が見えてくる感じがします。私たちが常に「自分」に執着してることが、どれだけ無駄で疲れるかっていうのが論理的に説明されてて、納得できました。 論理的でありながら、ぶっ飛んでるというのは本当です。思想書としての厳密さと、エッセイのような親しみやすさが両立してるのは珍しい。高校生の自分にとっては、哲学の入口としてめちゃくちゃ良い一冊になりました。完全に腑に落ちる部分もあれば、「え、ちょっと待てよ」と思う部分もあるのも面白いです。もう一度読み返したいと思ってます。
東洋哲学の入門書として期待していたが、残念ながら期待値を下回る内容だった。著者の「ぶっ飛んでるのに論理的」というキャッチコピーは魅力的だったが、実際に読んでみると、論理性よりも軽妙さが前面に出ており、深い思考へと導く力が不足している。 東洋哲学という重厚なテーマを、現代人にも分かりやすくする試みは理解できる。しかし、その過程で本質的な議論が削ぎ落とされ、表面的なノウハウ化してしまっている印象を受ける。特に仏教や道教、儒教の考え方が、あまりに簡潔に処理されており、各思想体系の奥行きが感じられない。 フリーランスとして自由な立場で多くの本を読んできた経験からすると、東洋哲学を学びたいのであれば、もっと格調高い専門書に当たる方が有意義だろう。この本は入門というより、むしろ退屈凌ぎのレベルに留まっている。生きづらさを緩和したいという読者の切実な願いに応えるには、もっと密度の濃い思想的接近が必要ではないだろうか。
最近、書店で見かけることが増えた東洋哲学の入門書。話題のようだったので手に取ってみました。 正直なところ、期待と現実が微妙にズレた感じです。タイトルからは思わず笑ってしまうようなユニークさがあり、「こじらせニートが超訳」という触れ込みも面白そうだったのですが、読み進めると内容は意外とまっとうな教養本に。著者の視点は確かに新しいのですが、東洋哲学そのものはしっかり勉強してから読まないと、ポイントが散らばって感じられてしまいます。 仕事のストレスで「生きづらさ」を抱えている同年代女性にはいいかもしれませんね。道教や禅の考え方は、確かに現代人の心に響く部分があります。ただし、深く学べるかといえば、これはあくまで入門の入門。ここから各思想をもっと掘り下げたい人向けのきっかけ本という位置づけなら、役割を果たしているのかなと思います。 面白いものを期待していたので、もう一工夫あってもよかったかな、というのが正直な感想です。
最近SNSで話題になってて気になってた本をようやく読んだ!東洋哲学って難しそうだから敬遠してたんですけど、これめっちゃおもしろい。著者が「こじらせニート」って自分で言ってるから親近感わくし、説明がすごくわかりやすいんですよね。 仏教とか儒教とか老荘思想とか、聞いたことはあるけど実際何が違うのかとか全然知らなかった。でもこの本は難しい用語をポップに翻訳してくれるから、スッと頭に入ってくる。「自分とか、ないから」っていうタイトルも最初は謎だったけど、読み進めるにつれて納得できました。 高専で毎日課題に追われてると、なんか生きるのが疲れるなって感じることあるんですけど、この本読んでたら少し気が楽になった気がします。完璧な自分を目指さなくてもいいんだ、みたいな?数学とか工学の勉強とは全く違う角度から「人生」について考える時間が新鮮でした。娯楽作品とは違う知的興奮があります。 もっと深掘りしたくなったから、今度は原典も読んでみたいかな。
孫が勧めてくれた本なのですが、「東洋哲学」というと難しくて退屈なのではないかと心配していました。ところが、読み始めてみると、これが実に興味深いのです。 著者の独特な視点で、仏教や道教、禅といった東洋の思想が現代人の生きづらさにどう向き合うかが説かれています。「自分」という概念そのものを問い直す内容は、72年生きてきた私にとって新しい視点をくれました。難解に思える哲学を、これほど分かりやすく、時には笑いを交えて解説してくれるのは珍しいことです。 ボランティアの活動を通じて、人生経験が増えるにつれ、心が軽くなることの大切さを感じていました。この本は、その「軽さ」について理論的に教えてくれます。最初は半信半疑でしたが、章を重ねるごとに、著者の論理の一貫性に引き込まれてしまいました。 人生の後半戦を、もう少し気楽に生きるための教養として、多くの同世代に読んでほしいと思います。
東洋哲学って難しいイメージを持ってたんですが、この本のおかげで考え方が変わりました。著者のキャラクターが最高で、ニート視点から語られる哲学の話が妙にリアルで説得力あるんですよ。「自分とか、ないから」というタイトルも最初は何を言ってるんだろうって思いましたけど、読み進めるうちにその意味が腑に落ちていく快感がありました。 公務員として毎日ルーチンワークをこなしていると、つい「自分らしさ」を求めすぎてしまう傾向があるんですが、この本を読むと肩の力がスッと抜ける感じがします。東洋の思想ってシンプルなようで奥が深いですね。仏教や老荘思想の基本的な考え方が、わかりやすい言葉で説明されているので、難しい教養本が苦手な人にもおすすめできます。 生きづらさを感じてる時期だからこそ、このタイミングで出会えて良かった。もう一度読み返したくなる一冊です。
東洋哲学という堅いテーマなのに、ページをめくるたびにクスッと笑わされました。著者の「こじらせニート」というバックグラウンドが、むしろこの本の強みになっていることに気づきました。 エンジニアとしてロジカルに物事を考える習慣がある自分ですが、この本は東洋哲学の核心を「論理的に」解きほぐしてくれます。儒教、道教、仏教といった考え方が、現代の生きづらさにどう作用するのかが、非常にクリアに伝わってきました。特に「自分とか、ない」というコンセプトは、完璧さを求めがちなエンジニア気質には目からウロコです。 慎重派の自分も、この本なら安心して手に取れると思います。難解になりすぎず、かといって浅くもない。東洋哲学の教養を得たいけど、どこから始めたらいいか分からない人にこそ、強くお勧めしたい一冊です。モヤモヤしていた思考が少しスッキリする感覚、ぜひ味わってみてください。
東洋哲学って、正直なところどう入門していいか迷走していました。この本は、その迷いを一気に吹き飛ばしてくれたような一冊です。 著者の「東大卒・こじらせニート」というキャラクターが最初は若干の不安を呼び起こしますが、読み進めると、その視点こそが強みなんだと気付きます。儒教・道教・仏教といった古典的な思想を、現代的な言語で、かつきちんとした論理的枠組みのなかで解きほぐしていくのです。 エンジニア気質な私は、概念を整理・体系化する思考が好きなのですが、この本はそのニーズをしっかり満たしてくれます。「自分とか、ないから」というタイトルが示すように、自我の概念そのものを問い直す過程は、既存のフレームワークを疑うプログラミングの思考に近い。生きづらさを感じている現代人に対して、押し付けがましくない形で別の視点を提示する姿勢も好感が持てます。 難を言えば、より深く掘り下げたい箇所もあります。ただ、入門書として、そして教養を広げるきっかけとしては、非常に良くできた一冊です。
SNSで話題だったから読んでみたんだけど、思ってた感じと違った。東洋哲学って難しいイメージだったのに、この本はすごく分かりやすく説明してくれてる。「自分とか、ない」っていう考え方は最初ビビったけど、読んでるうちに「あ、こういう見方もあるんだ」って納得できる部分もあった。 ただ、正直に言うと途中から飽きちゃったかな。仏教とか道教とかいろいろ出てくるんだけど、一つ一つの説明が浅いのか、それとも私の理解不足なのか…。「こじらせニート」っていう触れ込みも期待してたけど、著者の個人的なエピソードはそこまで多くないし。 生きづらさがマシになるかもって書いてあるけど、読んだからって劇的に変わる訳じゃなさそう。ただ、新しい視点を増やしたいっていう人には悪くないと思う。今の私にはちょっと退屈だったけど、もう何年か大人になったら違う読み方ができるのかな。
東洋哲学というと、どうしても難解で距離を感じていたのですが、この本を読んで考え方がガラッと変わりました。著者の軽妙な語り口と、実生活に即した具体例がとても効果的で、仏教や道教、儒教といった古典が驚くほど身近に感じられます。 特に印象的だったのは、「自分とか、ない」というテーマの扱い。現代人が陥りやすい自意識の罠を、東洋の叡智を通じて解きほぐしていく論理展開が秀逸です。日々、子どもや家族のために動く中で、自分の存在をどう捉えるかで悩むことも多かったのですが、この本を読むと随分と気が楽になります。 こじらせニートという著者のバックグラウンドも好ましく作用していて、知識の披露に走らず、あくまで読者の「生きづらさ」を和らげたいという姿勢が感じられます。論理的でありながらも決して冷徹ではなく、温かみのあるアプローチです。教養書として質の高いだけでなく、人生の指針となる一冊。家族関係や自己肯定感について考え直したい方には、本当におすすめできます。
最近話題になっているこの本、SNSでもよく目にするので手に取ってみた。東洋哲学という一見難しそうなテーマを、こんなにもアクセスしやすい形で解説している著作は珍しい。 管理職をやっていると、判断や決断の場面で「正解」を求めがちになる。そういう思考の癖が知らず知らずのうちについてしまうのだが、この本が提示する東洋的な視点は実に新鮮だ。自分とか自我とかいった観念そのものを疑い、相対的に物事を捉えるという発想。ビジネスの世界でも応用できる視点がたくさんある。 何より素晴らしいのは、理屈っぽくならないバランス感覚だ。東大卒のニートという著者の背景も相まって、学問的な厳密性と日常的な親しみやすさが両立している。生きづらさを感じている部下たちにもそっと勧めたくなる一冊。仕事のストレスで固くなった思考をほぐすのに、これ以上ない良い本だと思う。
最近、書店で話題になっている本が気になって手に取ったのだが、これが予想外に面白かった。東洋哲学という難しそうなテーマを、ぶっ飛んでいるのに論理的という、一見矛盾した方法で解き明かしていく。著者の独特な視点が、仏教や道教、老荘思想といった古典をこれまでにない形で現代に蘇らせている。 仕事の責任も増して、人間関係も複雑化する年代だからこそ、こうした古い知恵が心に響くのだろう。特に「自分とか、ないから」というテーゼが、いかに私たちが執着や固定観念に縛られているか教えてくれた。これを読むと、会社での立場や評価に一喜一憂していた自分がなぜか馬鹿らしく感じられる。 著者が「ニート」という異色の経歴を持つせいか、説教臭くならず、むしろ若々しい視点で古い思想に光を当てている。わかりやすいのに深い。こういう教養本を求めていた。生きづらさの正体が、もしかしたら自分の中にあるのかもしれない—そんなことを考えさせてくれる、啓発的な一冊である。
東洋哲学というと、難しくて遠い存在だと思っていました。でもこの本は違う。著者の「こじらせニート」というバックグラウンドが効いているのか、複雑な思想がサラッと入ってくるんです。 特に印象的だったのは、私たちが「自分」という固定的なアイデンティティに縛られていることへの指摘。フリーランスという働き方をしていると、つい「自分らしさ」を求めがちですが、東洋哲学の視点から見るとそれがいかに執着であるか気づかされました。 論理的でありながら、どこか肩の力が抜ける感じ。堅い学術書では得られない、実生活に活かせる柔軟性があります。生きづらさを根本的に解決するわけではありませんが、その苦しさとの向き合い方が少し変わるかもしれません。 40代になって、人生観を問い直したい方には特におすすめ。超訳という表現に若干の不安もありましたが、読んでみると著者の理解と翻訳力の高さが伝わってきました。慎重派の私でも安心して読めた一冊です。
東洋哲学について、こんなに親しみやすく、かつ論理的に解説した本は珍しいです。若い著者が「自分とか、ない」という根本的な問いかけから始まる思考の旅へ読者を導く手法が見事です。 仏教、道教、儒教など、東洋の各思想体系がなぜ今なお多くの人々に支持されるのか、その本質が素人にも理解しやすい言葉で示されています。特に印象深かったのは、西洋的な「個の確立」と東洋的な「自己の相対化」という対比。長年ボランティア活動をしていると、この違いがいかに人生観や行動原理に影響するかが実感としてわかります。 著者の言う「生きづらさが少しマシになるかもしれない」というのは、決して楽観的な約束ではなく、むしろ正直な提示です。読み終わった今、私自身の人生経験が東洋哲学の視点でより深く理解されるような感覚を覚えています。これからの人生をさらに豊かにしてくれる、良い指南書となりました。
正直なところ、哲学とか東洋思想って難しくて敬遠してました。でもこの本は全然違った。著者の語り口がすごく親しみやすくて、難しい概念をぶっ飛んだ例え話で説明してくれるんです。高専の勉強で疲れてる時に読んだんですけど、「自分がこんなに存在を必死に保とうとしてるのって何なんだろう」って考えさせられました。 仏教や道教、儒教の考え方が、実は今を生きる私たちにめっちゃ関係あるんだってわかったのが新鮮でした。特に「完璧さを求めすぎてるから生きづらいんじゃ?」みたいなメッセージは、結構心に刺さりました。 ただ、ところどころ思考の飛躍が大きくて、もう一度読まないと完全には理解できなかった部分もありました。でも、そういう「ちょっと難しい部分」も含めて、もう一度読み返してみようって思える本です。同じように生きづらさを感じてる人に特にお勧めしたい一冊。
最近、若い世代が東洋哲学に興味を持ってるという話を聞いて、どんなもんかと手に取ってみた。著者が「こじらせニート」だなんて聞くと、ちょっと心配になったけど、これがなかなか面白い。難しそうな東洋哲学を、現代の生きづらさという視点でスパッと説明してくれるんだ。 儒教、道教、仏教といった古い思想なのに、いまの悩みに妙に響くところがある。自営業で長年商売をしてると、うまくいくときもあれば停滞するときもあるけど、この本を読むとそういった浮き沈みをちょっと違う角度から見つめられるような気がする。「自分とかないから」というタイトルも最初は首をかしげたけど、読み進むうちに、その意味がじわじわ理解できてくる。 ぶっ飛んでるという帯の説明も誇張じゃない。でも論理的で変な引っかかりがない。さすがに66になると新しい考え方を取り入れるのも億劫だが、この本はそうした抵抗感なく読める。気軽に教養を深められるというのは、自営業人間としてはありがたい。
東洋哲学って、なんだか難しそうで敬遠していたのですが、書店で目に留まったので試しに手に取ってみました。「こじらせニート」というキャッチコピーと、論理的でありながらぶっ飛んでるという矛盾した説明に、正直惹かれるものがありました。 読んでみると、確かに著者の独特なキャラクターがあり、難解な東洋哲学の概念を身近な言葉で解きほぐそうとしている姿勢は好感が持てます。仕事のストレスで「生きづらさ」を感じることが増えた39歳の私にとって、いくつかのセクションは心に響きました。 ただ、全体的には「良く纏まっているが、特別な深さがない」という印象が拭えません。東洋哲学という壮大なテーマを、エッセイ的な軽さで扱っているため、読後に何か得られたのかが曖昧なのです。もっと踏み込んだ思考、あるいは著者の実体験に基づく具体例があれば、違う感触になったかもしれません。 入門書としては及第点かもしれませんが、小説やエッセイを主に読む身としては、やや物足りなさが残りました。
フリーランスになってから、人間関係や仕事のやり方について考えることが増えた。そんな時に目に留まったのがこの本だ。東洋哲学なんて難しそうだなと思ってたけど、著者の「こじらせニート」というバックグラウンドが妙にリアルで、一気読みしてしまった。 仏教や道教、儒教といった古い思想が、なぜか現代のモヤモヤに効く。特に「自分とか、ないから」というタイトルの意味が腑に落ちた時は、頭がスッキリした。完璧な自分を作ろうとしてた部分があったんだと気付かされた。 論理的なのに、読んでると不思議と心が軽くなる。ビジネス書のように「こうすべき」と押し付けてこないところが好きだ。フリーランスのような自由度が高い生き方をしていると、かえって自分の枠を作ってしまうことがあるけど、この本はそういう無駄な枠を取り払うのに役立つ。生きづらさに悩んでる人、特に自分の人生を自分で作ってく立場にいる人には、ぜひ読んでもらいたい一冊だ。
東洋哲学について体系的に学びたいと思い、本書を手に取った。正直なところ、こうした入門書には懐疑的だったが、著者の独特なアプローチに引き込まれた。 「自分がない」という命題から始まる論理展開は、仏教やタオイズムの本質をストレートに理解させてくれる。自営業を長く続けていると、様々な判断場面で「自分軸」の問題に直面するが、本書で提示される東洋哲学的な思考法は、そうした葛藤を別の角度から照らしてくれる。 若い著者が「ぶっ飛んでいる」と表現される理由も納得できた。従来の教科書的な解説ではなく、現代社会の違和感や生きづらさに直結させながら、孔子、老子、仏陀の思想が語られている。この実践性が、単なる教養書にとどまらない価値を生み出している。 唯一の課題は、各章が短く、個々の哲学思想が十分に掘り下げられているとは言い難い点。それでもなお、人生経験を重ねた読者が自分の思索を深める足がかりとしては、充分な質と深さがある。別の著作も検討する価値ありだ。
東洋哲学って聞くと、なんだか難しくて取っつきにくい印象を持っていたんですが、この本は本当に目からウロコでした。著者の「超訳」というアプローチが秀逸で、仏教や道教、儒教といった古典的な思想が、現代人の悩みにどう繋がるのかが実に明快に説明されている。 特に印象的だったのは、「自分」という概念自体を問い直す視点です。新社会人として組織に属し、自分のキャリアだとか適性だとかをしょっちゅう意識している自分にとって、それらの執着が根本的に間違っているかもしれないという指摘は、ある種の解放感をもたらしてくれました。ぶっ飛んでいるのに論理的というキャッチコピーは伊達じゃなくて、感情的な納得だけじゃなく思考的な納得も得られます。 生きづらさの原因が「自分」という幻想にあるなら、その幻想から距離を置くことで本当に少しマシになるかもしれない。そういう実用的な希望まで感じさせてくれる、ビジネス書としても人文書としても優れた一冊だと思います。