ペンネームの本棚
君は冥土様。(11)

君は冥土様。(11)

しょたん 小学館 2026年3月12日

感想

シリーズ11巻目ということで、すっかり続きが気になる存在になってる作品です。今回は親子の関係がテーマになってるようで、それまでのほのぼのとしたメイド日常から一転、重めのドラマが展開されるんですね。 正直なところ、アクションシーンの迫力は相変わらず。殺し屋出身のキャラクターが関わる戦闘は見応えがあります。ただ、親子関係という感情的な部分との組み合わせが、私としてはちょっと食い合わせが悪く感じてしまいました。家族の葛藤とメイドとしての成長物語のバランスが、この巻ではやや摑みどころのない印象。 キャラクターたちへの愛着はあるし、次巻への繋ぎ方も上手なので続きは読みたい。ただ、この11巻単体としては「あ、そっか」くらいの感じで、特別心に残るものはなかったかな。シリーズを追ってる人なら問題なく楽しめると思いますが、一度立ち止まって深呼吸してから次を読みたい気分ですね。