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感想

YouTuberで有名な雨穴氏の長編小説ということで、どんな作品か興味津々で手に取りました。予想以上に引き込まれてしまいました。 9枚の奇妙な絵を通じて、複数の謎めいた事件が描かれていくんですが、それぞれの絵の背景にある真実が少しずつ明かされていく構成が秀逸。ホラー作家だけあって、不気味な雰囲気の作り方が上手いですね。ただ単に怖いだけではなく、各事件の繋がりが後半で明かされる仕掛けがしっかり練られている。 気楽に読み始めたんですが、続きが気になって徹夜気味で読んでしまいました。公務員の日常ではこういった非日常的で謎めいた物語は特に新鮮に映ります。終盤の真実が判明する場面は、それまでの情報が一つに繋がる快感がありました。 若干、登場人物の心理描写がもう少し掘り下げられていたら、さらに完成度が高かったのかなという感じはしますが、エンタメ小説としては十分面白い。この著者の他の作品も気になってきました。

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