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感想

住宅に関する知識を深めたいと思って手にした一冊です。公務員として、都市計画や建築関連の話題は仕事でも関わることがあるので、基礎的な理解があると良いだろうと考えていました。 本書は住宅という題材を、歴史・技術・生活文化など多角的に扱っています。その点は評価できますし、専門的な内容をある程度わかりやすく解説しようとした姿勢も感じられます。ただ、正直なところ、読んでいて心をつかまれるような新しい視点や深い洞察を得られたかというと、微妙なところです。 技術的な説明は充実していますが、やや教科書的で、エッセイのような人間味や、実際の住まい手の視点がもう少しあってもよかったかなという気がします。気軽に読む分には少し重いし、専門的に深掘りしたい人には物足りない――そんな印象です。 実用的な知識を身につけたい方には役立つと思いますが、私のように気分で読書を選ぶタイプには、もう一歩何かが足りないという感じでした。悪い本ではありませんが、強くお勧めするほどではないというのが正直な評価です。

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