kyonの本棚
感想

ガーデニングについてのエッセイということで、気軽な気持ちで手に取ってみました。チェコの作家による園芸愛好家の一年を描いた作品ですが、率直に言うと、思ったほどには引き込まれませんでした。 著者の園芸への向き合い方は確かに丁寧で、季節ごとの変化を捉える視点も柔らかいです。エッセイとしての筆致は軽妙で読みやすく、難しくはありません。ただ、毎回同じようなパターンで描かれているためか、途中から単調に感じてしまったのが正直なところです。 公務員の仕事で忙しい日常の中でも気軽に読めるという点は良かったのですが、特に心に残るような発見や深い思考に辿り着く瞬間がないまま終わってしまった印象。園芸に強い興味がある人なら、もっと味わい深く読めるのかもしれません。悪くはないのですが、わざわざ手に取ってまで読む必要があったかなと思う一冊でした。

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