健太の本棚
あさりちゃん(33)

あさりちゃん(33)

室山 まゆみ 小学館 1990年7月28日

感想

懐かしさに引き寄せられて手に取った『あさりちゃん』33巻。子どもの頃に読んだ記憶がうっすらあったんですが、大人になってから改めて読むと、このシリーズの破壊力の凄さに改めて気づかされます。 あさりちゃんのキャラクターの立ち方が秀逸で、小学四年生という設定を吹き飛ばすようなパワフルさ。姉のタタミ、母のさんごとの三つ巴のドタバタは、もう家族漫画というより格闘技のカテゴリに入ってるんじゃないかと思うレベルです。お父さんの翻弄される様子も微笑ましい。 フリーランスの身だと、仕事の合間に気軽に読める漫画の存在って本当に大事なんですよね。頭をリセットさせるのに最適というか。このボリュームなら1、2時間で読み終わるし、その間は純粋にギャグに笑うだけで良くて。ことば遊びやボケとツッコミのテンポが心地よく、子ども向けとは侮れない構成になっています。 33巻まで続いているってのは伊達じゃない。今後も時々シリーズを拾い読みしていきたい一作です。