健太の本棚
9番目のムサシ ゴースト アンド グレイ 21

9番目のムサシ ゴースト アンド グレイ 21

高橋美由紀 秋田書店 2026年5月15日

感想

マンガだからこそ描ける迫力と爽快感、このシリーズの魅力がぎゅっと詰まった一冊です。 正直なところ、長く続いているシリーズなので「この辺りでマンネリ化するかも」と思って手に取ったんですが、全然そんなことはなかった。21巻だからこそ出せる、張り詰めた緊張感と物語の厚みが素晴らしい。サジートの正体が明かされるシーンなんか、一気読みしちゃいました。 複雑に絡み合う勢力図、ウラン鉱床をめぐる多層的な思惑。単なるアクションマンガではなく、ちゃんと戦略的な面白さも兼ね備えてるんですよね。フリーランスやってると、こういう綻びなく構成された話を読むと「あ、やっぱりプロの仕事ってこういうことか」って改めて感じます。 絵のテンポも相変わらず良好。次の展開が気になって、続きが早く読みたくなる中毒性があります。シリーズを追ってる人には間違いなく満足できる一冊。新規読者も大丈夫、ここからでも十分引き込まれると思いますよ。