阿部の本棚
こぐまちゃんえほん 別冊 3冊セット

こぐまちゃんえほん 別冊 3冊セット

もり ひさし / わだ よしおみ / わかやま けん こぐま社 1990年7月17日

感想

新社会人になって、子どもの頃に読んだ懐かしい本を手に取ってみました。こぐまちゃんえほんのこのセットは、3つの短編を収めた構成になっています。 率直な感想としては、昔ながらの安定感のある児童向け作品という印象です。絵のタッチや物語の進め方は、時代を感じさせない普遍的な良さがあります。ただ、大人が読み返してみると、特に新しい発見や深い洞察が得られるわけではありません。教育的で安心感のある内容ですが、それ以上でも以下でもない、という感じでしょうか。 懐かしさを求めて読む分には悪くありませんが、読書家として期待値を高く持っていると、物足りなさを感じてしまいます。子どもへの読み聞かせやプレゼントとしての価値は十分にあるでしょう。一方、大人が知的な刺激を求めて読むには、やはり自分の世代向けの著作に手を伸ばした方が良さそうです。良い本ですが、万人向けというところでしょう。

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