ぼくは明日、昨日のきみとデートする

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

七月隆文

出版社:宝島社 出版年月日:2014/08/01

宝島社 | 2014/08/01

4.00
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

新社会人になって心身ともに疲れていた時期に、この本が手元にあった。恋愛小説というジャンルに最初は少し躊躇したものの、評判の高さに惹かれて手に取ってみたんだ。 読み始めると、京都という舞台設定の美しさ、そして主人公たちの関係性の描き方の丁寧さにすぐ引き込まれた。男性目線で描かれた恋愛模様って案外新鮮で、自分の経験や感情との重なりを感じながら読み進められる。何より、ページをめくる度に伏線の張り方の秀妙さに気付かされる。 物語の核となる秘密が明かされるくだりは、本当に衝撃だった。そしてそこからの展開を知ると、確実に最初のページから読み返したくなる。こういう構成の上手さは、純粋に凄いと思う。甘酸っぱい恋愛部分だけじゃなく、人生の重さや時間の使い方についても考えさせられた。 疲れているときには心が温まるし、落ち着いているときは物語の緻密さに唸る。何度でも読み返せる良作だと感じた。新社会人の今だからこそ響く部分が多かった。

感想

仕事でコード書いてる時って、集中しすぎて時間感覚がおかしくなること、ありませんか?この本を読んでいて、そんな感覚に似た感覚を覚えました。 京都の美大を舞台にした、何度も最初に戻りたくなるような恋愛小説です。主人公たちの関係が少しずつ明かされていく過程が本当に上手くて、気付かないうちに物語に引き込まれてました。特に後半で「あ、そういうことか」と繋がる部分が気持ちいい。 エンジニア目線で言えば、この物語の構成って綿密に設計されてるんですよね。ミステリーの伏線の張り方がロジカルで、でも同時に甘くてせつない。その二つが両立してるところが素敵だと思いました。 ただ、終わり方については人によって感じ方が分かれそうだな、という印象。でも個人的には「そっか、だからこのタイトルなんだ」って納得できる終わり方で良かった。 週末にまったり読むのに丁度いい長さだし、仕事で疲れた頭をリセットしたい時におすすめです。

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