本大好きおじさんの本棚
チンギス紀 十五 子午

チンギス紀 十五 子午

北方 謙三 集英社 2025年12月19日

感想

医療の現場も忙しいので、最近は気軽に続きが読める本ばかり選んでしまいます。この巻も手に取ったのは、シリーズ通読の流れからでしたね。 チンギス・ハーンの物語も佳境を迎えているようで、複数の勢力が入り乱れての戦闘シーンが中心。歴史冒険小説としては、それなりの迫力があります。ただ、登場人物が非常に多く、相関図を片手に読まないと誰が誰だか分からなくなってしまいました。私の年齢のせいか、新しいキャラクターが次々と出てくると、どうしても混乱してしまうんです。 戦闘の戦術描写や政治的な謀略は興味深いのですが、印象的なシーンとしては少し物足りなさを感じました。叙述の端々に丁寧さはあるものの、全体的には「次々と進む」という感じで、読後に心に残るものが少ないというか。 シリーズを追ってきた方なら十分に楽しめるでしょうし、歴史冒険小説が好きな方にはおすすめできます。ただ、この一冊だけで何か特別な感動を求めるなら、期待値を調整した方がいいかもしれません。

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