本大好きおじさんの本棚
感想

仕事の合間に読み始めたら、一気に引き込まれてしまいました。下町の小さな製作所と大企業の葛藤という、一見地味なテーマなのに、ページをめくる手が止まりませんでしたね。 主人公の佃さんが、失意の中でも職人としての矜持を失わない姿勢が本当に素敵です。医療の現場でも同じことを感じるんですが、専門性と誠実さって人を動かす大きな力なんだなと改めて思わされました。会社経営という私たちには縁遠い世界の話のはずなのに、登場人物たちの葛藤や決断がとても身近に感じられるんです。 夜勤明けの疲れた頭でも、宮部さんの迫力ある文体がグイグイ引っ張ってくれるので、読むのが苦になりません。夢を諦めても、別の形で夢に向き合う道があるんだという、アラフィフ世代にとって心強いメッセージも詰まっている気がします。久しぶりに「続きが読みたい」という気持ちになれた一冊です。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ