小説版サブイボマスク

小説版サブイボマスク

一雫ライオン

出版社:集英社 出版年月日:2016/05/20

集英社 | 2016/05/20

4.50
本棚登録:6人

みんなの感想

感想

仕事の疲れを癒してくれる一冊を探していた時に、この本に出会いました。医療の現場では、毎日が緊張の連続。だからこそ、心がほっこり温まるような物語が必要だったんです。 春雄という主人公のキャラクターが本当に素敵で、読んでいて思わず笑顔になってしまいました。過疎の町で、こんなに熱く、前向きに人々の心を動かす男がいるって、現実にもいたら素敵だなって思わずにはいられません。映画の脚本家自らがノベライズしているだけあって、映像では伝わりきらなかった心情描写が丁寧に書かれていて、より深く登場人物たちの想いが伝わってきました。 日々の診療で落ち込むことも多いですが、この本を読んでいると、人間関係って本当は大切だったり、ちょっとした優しさが誰かの人生を変えることもあるんだなって改めて感じました。軽く読めるのに、心に残る。そういう作品ってなかなか出会えないので、この本は本当に大切な一冊になりそうです。疲れた心を優しく包み込んでくれる、そんな物語です。

感想

最近、映画『サブイボマスク』の話題が耳に入ってきたので、この小説版も手に取ってみました。脚本家自らがノベライズしたということで、どのような仕上がりになっているのか興味深かったのです。 読み始めると、春雄という一風変わった主人公の熱い心情が、ページをめくるたびに伝わってきます。過疎の町という少し重いテーマを扱いながらも、この男の前向きな姿勢と周囲との関わり方が、自然と読み手の心も温かくしていくんです。八十年も生きていると、世間の醒めた風潮を目にすることばかりですが、こうした素直な人情ものは本当に貴重だと感じます。 脚本が小説化されたせいか、登場人物たちの内面描写がより丁寧に描かれていて、映画とはまた違う味わいが得られるのが素晴らしい。文庫本のコンパクトなサイズも、この年になると目にも優しく、どこにでも持ち運べるのがありがたい。 感動コメディとはいえ、人と人とのつながりの大切さをあらためて考えさせてくれる良い作品です。話題作ということで読んでみて正解でした。

感想

映画『サブイボマスク』を見たことはなかったんですが、このノベライズ版が予想外に面白くて一気読みしちゃいました。過疎町を舞台に、暑苦しいくらい熱い男・春雄が周囲の人たちの心を少しずつ動かしていくストーリーなんですけど、読んでいて自分までなんか前向きな気持ちにさせられる感じがしました。 脚本家自らのノベライズということで、映画のテンポ感をちゃんと文章に落とし込んでるんだなって感じます。キャラクターたちが生き生きしていて、田舎町の空気感も伝わってくるし、笑える場面と心がほっこりする場面のバランスが良い。春雄の無茶苦茶さが最高にチャーミングで、こういう人が実際にいたら疲れちゃうだろうけど(笑)、物語として読む分には最高です。 気軽に読める感動コメディを探してる人、絶対におすすめです。短編もあるからか読みやすいペースで、大学の課題の合間にちょこちょこ読むのにぴったりでした。思わず映画版も見たくなっちゃいました。

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