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待ってくださいお兄様!私たち血が繋がってなかったみたいです

待ってくださいお兄様!私たち血が繋がってなかったみたいです

クレイン / ウエハラ蜂 竹書房 2026年2月20日

感想

話題のライトノベルということで手に取ってみたが、予想以上に引き込まれてしまった。執着と愛情の境界線、そして秘密が明かされた時の関係性の揺らぎ——こうした心理描写が実に丁寧に描かれている。 登場人物たちの葛藤は決して単純ではない。特に主人公の女性が家を出る決断から、その後の展開に至るまで、心情の変化が読む者にも伝わってくる。兄妹という枠組みを超えた時に何が残るのか、という問いかけが作品全体に通底しており、単なるファンタジーロマンスではなく、深い人間ドラマとしても成立している。 恋愛小説として、また冒険ファンタジーとしても十分な完成度がある。時間がある時にぜひ一気読みすることをお勧めしたい。45年の人生で読んだ中でも、新しい視点を与えてくれた良作だ。

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