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原田マハ、アートの達人に会いにいく

原田マハ、アートの達人に会いにいく

原田 マハ 新潮社 2026年3月30日

感想

原田マハのファンだから手に取った一冊。アート小説の名手が現代の創造者たちに会いに行くという企画は、確かに面白い素材だと思う。ピカソやゴッホといった歴史上の人物ではなく、今を生きるクリエイターたちとの対話というのは新しい試みかもしれない。 ただ、読んでみると少し物足りなさを感じた。33人という数は多いんだけど、一人ひとりとの関わりが浅い印象を受けたんだ。もっと深掘りした対話があれば、より心に残るものになったんじゃないかな。フリーランスとして生きてる自分としては、創造性についてのより突き込んだ話が聞きたかったというのもあるかもしれない。 それでも、著名な芸術家たちの「金言」を集めた形式は実用的だし、通勤中とか隙間時間に気軽に読める文庫版というフォーマットは良い。短編集的な楽しみ方もできるしね。特に好きなアーティストの話には目を光らせる価値はある。全体的には、悪くはないんだけど、期待と現実のズレがある感じ。可もなく不可もなく、といった一冊です。

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