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ひかりの魔女 よつば旅館の巻

ひかりの魔女 よつば旅館の巻

山本甲士 双葉社 2026年3月11日

よつば旅館シリーズ、今回も素晴らしかった。このシリーズはもう4巻目なんですね。毎回思うんですけど、真崎ひかりというキャラクターの魔力というか、引き込まれる力が本当に凄い。 今回の主人公・直大は妻を亡くした悲しみを抱えた人物。重い設定だけど、このシリーズの醍醐味はそこからの「ほっこり感」なんだと改めて感じました。旅館という舞台で、ひかりさんとの交流や地域の人たちとの関わりを通じて、少しずつ前向きになっていく過程がすごく自然で心地よい。 フリーランスの自分も、人付き合いが希薄になりがちな生活をしているので、このほっこり系の話は特に心に染みます。派手な冒険や大きなドラマじゃなくて、日常のなかにある小さな幸せを丁寧に描いている感じが好きですね。 登場する白髪ロン毛の男性も気になる存在。謎めいた人物がどう物語に関わっていくのかという楽しみもありました。気軽に読める一冊ですが、その奥には温かいメッセージがちゃんと詰まっている。また次の巻も読みたくなります。