てつの本棚
没落伯爵令嬢は家族を養いたい8

没落伯爵令嬢は家族を養いたい8

ミコタにう TOブックス 2026年3月1日

感想

シリーズ8巻目ということで、ついつい手に取ってしまいました。これまで同様、没落した貴族の令嬢が家族を支えるために奮闘する様子が描かれているわけですが、ここまで来るとさすがに物語の新鮮味が薄れてきた感じは否めません。 キャラクターたちの成長や関係性の変化は相変わらず丁寧に描かれていて、その点は好感が持てます。特に書き下ろしの番外編は、本編では見られない側面が垣間見えて、ファンには嬉しい内容だと思います。ただ、メインストーリーとしては、毎巻似たようなパターンの課題を乗り越える構成になっており、読んでいて「またか」と感じてしまうのが正直なところ。 気軽に読める娯楽作品として考えれば十分及第点ですし、既にシリーズに投資している読者には悪くない一冊でしょう。ただ、新規の読者が「8巻から始めよう」と思うほどの引力はないかな、というのが率直な印象です。シリーズを追い続けるには、ちょうど良い塩梅の続編といったところでしょうか。

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