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ハチミツとクローバー(10)

ハチミツとクローバー(10)

羽海野チカ 集英社 2006年9月8日

感想

長く愛されている作品だからこそ、最終巻はどう締めくくるのか気になって手に取った一冊。ここまでのストーリーを踏まえて、各キャラクターがどんな決断を下すのか、それぞれの想いがどう交差するのかが見どころですね。 リハビリに懸命に取り組むはぐみの姿勢は本当に応援したくなるし、周囲のキャラたちの対応を見ていると、誰もが彼女のことを心配しながら支えようとしているのが伝わってきます。感情的な盛り上がりのポイントはしっかり用意されていて、ファンなら満足できるクライマックスになっていると思う。 ただ、個人的には急ぎ足で進んでいく印象を拭えませんでした。これまでのシリーズで丁寧に描かれてきた世界観やキャラの関係性を考えると、最後の決着までもう少し余韻を持たせてほしかった。いい話ではあるんですけど、「完璧に素晴らしい」というほどではなく、「きちんと終わった」という感じでしょうか。長編漫画の終わり方としては無難に感じます。

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