文子の本棚
読心のエリス 〜身分剥奪された伯爵令嬢がかぶった猫を捨てるまで〜

読心のエリス 〜身分剥奪された伯爵令嬢がかぶった猫を捨てるまで〜

霜月りつ / くにみつ マイナビ出版 2026年2月24日

感想

書店で見かけたタイトルが面白そうで、手に取ってみました。身分を失った令嬢が修道院でメイドとして過ごすというお話なのですが、これがね、想像していたような"しおらしい薄幸ヒロイン"ではないんです。 エリスティアという主人公が本当に魅力的。虐げられているのに心が折れず、むしろ相手の幼稚さを笑いながら上手に立ち回る。そういう強さと狡猾さを持った女性キャラを見るのは、年を重ねた私には特に面白い。人生経験があるからこそ、こういう人間関係のやり取りや心理戦が手に取るようにわかるんでしょう。 テンポよく話が進んでいくので、退勤後の疲れた時間帯でも気軽に読み続けられました。重くなりすぎず、でもキャラクターの深みがある。そういうバランスの取れた小説って、実は案外少ないんですよね。パート勤務で忙しい身ですが、この本は一気読みしてしまいました。続きが気になります。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ