三浦の本棚
褒められなくても、生きられるようになりましょう

褒められなくても、生きられるようになりましょう

一田憲子 主婦の友社 2026年3月18日

感想

年を重ねるにつれて、承認欲求との付き合い方を考えることが増えました。この本はそんなタイミングで目に入った一冊です。 著者の一田さんが自身の経験を通じて、「褒められたい」という欲求とどう向き合うかを語っていく構成ですが、正直なところ、既に同様のテーマで読んだ本の内容と大きく被る部分が多かったのが残念です。60歳を過ぎてからの人生観の変化という軸は興味深いのですが、それを踏み台にした先の提示が、やや物足りなく感じました。 丁寧で読みやすい文章であることは評価できます。仕事で疲れた夜に、さっと読める軽さもいい。ただ、このテーマについてもう一歩踏み込んだ思考や、実践的なアドバイスがあれば、より説得力が増したと思います。 会社員として日々評価を気にしながら生きている身からすると、「そろそろ卒業したい」という想いには強く共感できます。ただ、この本がそのための羅針盤になるかと言われると、個人的には確信が持てませんでした。参考程度に読むなら悪くない選択肢ですが、深い気づきを求めるなら、他の本と組み合わせて読むことをお勧めします。

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