三浦の本棚
スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン

スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン

カーマイン・ガロ / 井口耕二 日経BP 2010年7月1日

感想

ジョブズのプレゼンテーション手法を学びたいという同僚の勧めで手に取ってみました。確かに、彼がどのような構成でiPhoneやiPadを世に送り出したのか、その戦略的なアプローチが丁寧に解説されています。 ただ、正直なところ期待値と実際の内容にやや乖離がありました。本書は基本的にジョブズの過去のプレゼン映像や記事を分析したものですが、分析自体は浅い印象。「目を引く冒頭」「ストーリーテリング」といった要素は指摘されていますが、それらがなぜ効果的なのか、実際のビジネスシーンでどう応用するかという部分が不十分です。 会社での重要なプレゼンを控えている身としては、もう少し実践的なテクニックやフレームワークを期待していました。参考になる部分もありますが、ビジネス書としての深さが足りない感じがしています。初心者向けの入門書としては悪くないかもしれませんが、プレゼン経験者にとっては物足りなさが残ります。