小説版スキャナー

小説版スキャナー

古沢良太

出版社:集英社 出版年月日:2016/03/18

集英社 | 2016/03/18

3.67
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

映画の話題になっていたから、ついつい手に取ってしまいました。正直なところ、こういった変わった設定の本は初めての経験でしたが、思いのほか面白くて一気読みしちゃいましたよ。 モノから思念を読むなんて、ちょっと不思議な能力ですけど、それがお笑い芸人の視点から語られると妙に親近感が湧きますね。美人ピアノ教師の失踪事件という謎めいたストーリーに引き込まれて、犯人は誰なのか、どうしてこんなことになったのか、ページをめくる手が止まりませんでした。 登場人物たちの掛け合いも楽しくて、緊迫した場面でもクスッと笑わせてくれるバランスが良かった。年を重ねると派手な冒険より、こういった謎解きのような読み応えのある話が好きになるんでしょうね。映画も見てみたいなあと思わせるくらい、素敵な小説でした。このシリーズ、他にもあるのかしら。

感想

映画化の話題になっていたので、つい手に取ってしまいました。モノから思念を読むという独特の設定に惹かれていたのですが、実際に読んでみると、その設定をもっと活かしてほしかったというのが正直な感想です。 美人ピアノ教師の失踪という謎解きの部分は確かに興味をそそられます。ただ、物語が進むにつれて、設定の面白さと展開のギャップを感じてしまいました。お笑い芸人が主役という設定も、もう少しユニークに活用できたのではないかと思います。 派手さはないけれど、読みやすくはまとまっているといった印象。特に目新しさはありませんが、電車の中で気軽に読むには悪くない一冊です。映画との相乗効果で話題になるのはわかる気がしますが、小説として独立して評価するなら、可もなく不可もなく、といったところでしょうか。同じ作者の別の作品も試してみたい気持ちもあります。

感想

映画の予告編で見かけて気になっていた作品。お笑い芸人が超能力者という設定だけで既に面白そうだったので、思わず手に取りました。 実際に読んでみると、この奇想天外な組み合わせが本当に上手く機能しているんです。失踪事件という真面目なストーリーと、モノから思念を読む能力というファンタジー的な要素が自然に絡み合っていて、ページをめくる手が止まりません。 特に印象的だったのは、登場人物たちの掛け合いの楽しさ。コンビのダイナミクスがそのまま小説でも生きていて、緊張した場面でもどこか人間らしい温かみがあるんです。41歳になると、こういう「ちょっと肩の力を抜いて楽しめるミステリー」ってすごく心地よいんですよね。 事件の謎解きの面白さはもちろんですが、能力の使い方や限界といった設定も丁寧に描かれていて、単なるエンタメではなく意外と深い。平日の疲れた夜に、気軽に楽しめる一冊としてぴったりでした。映画も見てみたいです。

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