ノルウェイの森(上)

ノルウェイの森(上)

村上 春樹

出版社:講談社 出版年月日:2004/09/01

講談社 | 2004/09/01

2.67
本棚登録:4人

みんなの感想

感想

新社会人になって、何か違う世界を見てみたいと思って手に取りました。正直、漫画やライトノベルばかり読んでる身としては、村上春樹って敷居が高いイメージだったんですよ。でも読み始めたら一気に引き込まれちゃいました。 20歳の主人公が過去の喪失と向き合いながら、人間関係の中で揺らいでいく様子が本当にリアルで。自分も20歳だからか、妙に共感できる部分が多くて、ページをめくる手が止まりませんでした。ビートルズの『ノルウェイの森』という象徴的なタイトルの使い方も秀逸だし、静かだけど深い物語の世界観にすっかりハマってます。 上巻だけで既にこんなに引き込まれてるってことは、下巻への期待値がめっちゃ高くなってますね。これまで避けてた文学作品にも手を出してみる価値があるんだなって気づかせてくれた一冊です。

感想

エンジニアとして論理的な思考に慣れた身としては、この作品の評価が難しい。村上春樹の代表作ということで期待値も高かったのだが、実際に読んでみると「可もなく不可もない」というのが正直な感想だ。 確かに、喪失と再生というテーマは重要で、登場人物たちの心理描写には深さがある。特に上巻では、主人公が過去のトラウマと向き合う過程が丁寧に描かれている。ただ、ストーリーの進行がやや緩く、エンジニア気質の私には冗長に感じられてしまった。 また、恋愛小説として読むにしても、人間関係の複雑さが描かれている一方で、すべてが明確に解決されるわけでもなく、読後のモヤモヤ感が残る。それが意図的な表現なのだとしても、個人的には腑に落ちない部分が多い。 決して悪い作品ではないし、文学的価値も認める。ただ、自分の興味や感性にぴったり合致したかというと、そうではなかった。下巻の展開に期待しつつも、慎重に読み進めたい。

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