読書好きおじさんの本棚
感想

映画化で話題になっているこの作品、やっぱり読んでおかなくちゃと思い手に取りました。平凡な女子社員の木絵というキャラクターが、なんとも言えずリアルで親近感を覚えます。仕事をしながら妄想に浸るあたり、私たちの世代なら共感せずにはいられません。 そこへ社内の憧れの存在・高台光正が登場。彼がテレパスだという設定は、ラブストーリーに絶妙なスパイスを加えています。相手の心が丸見えという状況下での恋愛模様、これは複雑で面白い。つい先の展開を想像してしまいます。 文庫本という気軽に読める形式も良く、通勤時間やちょっとした休憩時間にさっと進められました。大人の恋愛の複雑さと、どこか懐かしい青春の甘酸っぱさが同居している感じ。映画も見たくなるほど、素直に楽しめる一冊です。こういう親しみやすくて、でいて少しファンタジーの味付けされた話は、忙しい日常の中で心がほっこりします。

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