雄一の本棚
警視庁公安J インビジブル・ウェポン

警視庁公安J インビジブル・ウェポン

鈴峯紅也 徳間書店 2026年9月11日

感想

警視庁公安Jシリーズの第9弾ということで、期待を持って手に取ってみました。累計90万部の人気作ということもあり、どんな魅力があるのか確認したいという思いもありました。 本書は「インビジブル・ウェポン」という謎のキーワードを軸に、公安部の極秘部隊「J分室」の室長・小日向純也が真相を追うストーリーです。情報戦やインテリジェンスといった現代的なテーマを扱っており、その点は興味深いところです。 ただ、読み終わった印象としては、やや物足りなさを感じざるを得ません。プロット自体は悪くないのですが、キャラクターの深掘りが十分ではなく、物語に没入しきれませんでした。また、アクション場面の緊張感の作り方にも工夫が足りないような気がします。 シリーズの長期連続というのは、ファンには嬉しいことかもしれませんが、同時に新鮮味の維持が課題になるのでしょう。今作もその課題が顕著に現れているように感じられました。 警察小説や知略戦ものが好きな読者なら楽しめるでしょうが、私としては他の作品をあたってみたいというのが正直なところです。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ