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最新 マンガでわかるADHDの子どもたち

最新 マンガでわかるADHDの子どもたち

本田 秀夫 / フクチ マミ バトン社 2026年2月20日

感想

孫がADHDと診断されたことをきっかけに手に取った一冊だ。最初はマンガという形式に少々懸念もあったが、これが実に効果的だった。 臨床経験30年以上の本田先生の監修という点が、この本の大きな強みである。16の「あるあるケース」がマンガで描かれているのだが、単なる事例紹介に留まらず、各ケースの背景にある困難さを丁寧に解説している。「ADHD=こういう特性」と一律に捉えるのではなく、個々の子どもが何に困っているのか、どのようにサポートすればよいのかを考える視点が素晴らしい。 自営業をやっていると、部下の子どもがADHDだという話を耳にすることもある。この本を読んでからは、従来の教育観や支援方法の限界が見えるようになった。マンガの力で複雑な症状と対応策が頭に入りやすく、説得力のある内容だ。 人文・思想書を長年読み続けてきた身としては、子どもへの向き合い方についての考えが一段階深まった感覚がある。関係者すべてにお勧めできる、実用性と理解度の高いバランスの取れた良書である。

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