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平野と鍵浦 07(7)

平野と鍵浦 07(7)

春園ショウ KADOKAWA 2026年3月26日

感想

同シリーズの前巻を読んでいたので、続きがどうなるのか気になって手に取りました。 このスピンオフ作品、ストーリーの進め方がとても丁寧だなという印象です。二人の関係が新しいステージに入ったのに、そこからの戸惑いや確認し合う過程を丁寧に描いている。仕事で忙しい日常の中でも、こういう「あれ、実は付き合ってるの?」みたいな曖昧さって、現実にあるあるだなあと思わず苦笑いしてしまいました。 キャラクターたちの心情の揺らぎが、セリフや仕草でよく表現されていて、読んでいて引き込まれます。特に二人の関係が進むたびに周囲の反応も変わっていくところが、群像劇としても面白い。作者のキャラ把握の力が感じられます。 ただ、1巻分で物語がどこまで進むのか想像しづらいところが少しもどかしい部分ではあります。それでも、毎回新しい展開が待っていそうという期待感を持ちながら読み進められるのは、構成がしっかりしている証拠だと思います。慎重に続きを読むかどうか検討中ですが、このペースなら続けてもいいかなという気持ちになりました。