平野と鍵浦 07(7)

平野と鍵浦 07(7)

春園ショウ

出版社:KADOKAWA 出版年月日:2026/03/26

KADOKAWA | 2026/03/26

3.50
本棚登録:2人

みんなの感想

感想

同シリーズの前巻を読んでいたので、続きがどうなるのか気になって手に取りました。 このスピンオフ作品、ストーリーの進め方がとても丁寧だなという印象です。二人の関係が新しいステージに入ったのに、そこからの戸惑いや確認し合う過程を丁寧に描いている。仕事で忙しい日常の中でも、こういう「あれ、実は付き合ってるの?」みたいな曖昧さって、現実にあるあるだなあと思わず苦笑いしてしまいました。 キャラクターたちの心情の揺らぎが、セリフや仕草でよく表現されていて、読んでいて引き込まれます。特に二人の関係が進むたびに周囲の反応も変わっていくところが、群像劇としても面白い。作者のキャラ把握の力が感じられます。 ただ、1巻分で物語がどこまで進むのか想像しづらいところが少しもどかしい部分ではあります。それでも、毎回新しい展開が待っていそうという期待感を持ちながら読み進められるのは、構成がしっかりしている証拠だと思います。慎重に続きを読むかどうか検討中ですが、このペースなら続けてもいいかなという気持ちになりました。

感想

話題になっていたシリーズということで、手にとってみました。男子校という限られた世界での青春模様を描くスピンオフということですが、7巻までくると新鮮さはやや薄れてしまった印象です。 主人公たちの関係性の進展自体は悪くないのですが、「両想いなのに上手くいかない」というテーマが、ここまでくるとやや焼き直し感が否めません。設定としては理解できるものの、読んでいて「あ、またこのパターンか」と感じてしまいました。 ただ、キャラクターの細かな心情描写や、学園生活の細部の掘り下げは丁寧です。コミックとしての絵柄も安定していて、読みやすいのは確かです。シリーズのファンであれば、この巻でも楽しめるとは思いますが、新規で始めるなら初巻からの方が断然いいでしょう。 完結に向けて、どう畳み込んでいくのか気になるところですが、今のところは「続きは気になるけど、特に推したいほどではない」という程度でしょうか。

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