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銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

宮沢賢治 角川春樹事務所 2011年4月1日

感想

宮沢賢治の代表作とされているこの作品、これまで敬遠していたのですが、思い切って読んでみました。 正直なところ、児童文学という先入観があったので、大人が読むにはどうなのか不安でした。しかし実際には、表面的な物語の奥に、人生や死、幸福についての深い思索が隠されていて、39年生きてきた今だからこそ共鳴する部分がたくさんあります。 主人公の少年ジョバンニが銀河鉄道の夜行列車で見る光景は、不可思議でありながらも哀しく美しく、読んでいて思わず立ち止まってしまう箇所が何度もありました。自分の人生経験を重ねながら読み進めると、この作品が伝えようとしていることの奥深さが感じられます。 ただし、表現や描写が独特で、最初は世界観に入り込むまで少し時間がかかるかもしれません。それでも、丁寧に読み進める価値は十分にあります。人生に迷ったり、疲れたりしているときに特に、この作品が何かを語りかけてくるような気がします。 新しい視点を与えてくれた一冊として、大切に手元に置いておきたいと思います。

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