2026年版 宅建士 合格のトリセツ 厳選分野別過去問題集
友次 正浩 / 東京リーガルマインドLEC総合研究所 宅建士試験部 東京リーガルマインド 2025年10月10日
孫の就職支援で資格取得を考えている方へのプレゼント用に、この本を手にとってみました。正直、わたしのような高齢者には宅建士試験とは無縁のものですが、念のため中身を確認したくて。 驚きました。思っていた以上に丁寧な作りなのです。法律知識がゼロの人でも理解できるよう、難しい用語を図解イラストで説明してくれています。わたし自身も読み進めるうちに、こういった法律の基礎がどういう構造になっているのか、なんとなく見えてくる感じがしました。 分野別に問題が整理されているので、苦手な分野だけを集中的に学べるのも工夫されていますね。さらに無料の講義動画やアプリが付属しているというのは、現代的で親切だと思います。LEC という実績のあるスクール監修というのも、信頼できます。 ただ、初学者向けだからこそ、もう少し導入部分を優しくしてもよかったのかな、という気もします。それでも、真摯に合格を目指す人にとっては、良い相棒になるでしょう。孫にこれをプレゼントする決心が付きました。
最近登録された他の本の感想
2026年08月22日
ボランティア活動を続ける中で、法律の基礎知識があるといいなと感じる場面が増えてきました。そこでこのテキストを手に取ってみたのですが、予想以上に分かりやすく、活用できる内容でした。 年を重ねてから新しい知識を学ぶのは勇気がいるものですが、この公式テキストは3級という入門レベルなだけあって、難しすぎず、かといって物足りなくもありません。契約書や労働基準法、消費者保護など、ビジネスパーソンが知っておくべき実務的な内容が、丁寧に解説されています。 重要な点が整理されており、何度も読み返しやすい構成も気に入っています。図表も適度に挿入されているため、年を取った目にも優しいです。もちろん、本の厚さや学習にかかる時間を考えると、気軽には勧められませんが、法律の基礎を体系的に学びたいという明確な目的がある方には、非常に良い選択肢だと思います。ボランティアから実務まで、幅広い場面で頼りになる一冊です。
2026年08月21日
この本を手に取ったのは、シリーズを通して読み続けてきたからなのですが、第18巻にして物語が一層深くなっていることに驚きました。 関ヶ原の戦いという歴史的な大転機の中で、一介の雑兵・茂兵衛がどのように生き抜いていくのかが、このシリーズの醍醐味です。小早川秀秋の寝返りという大きな出来事の後、彼がどのような試練に直面するのか。戦場での激しい攻防だけでなく、その後の政治的な交渉事まで肩に背負うという、雑兵とは思えぬ重い責任の描写が、とても説得力がありました。 70代になった私にとって、こうした歴史冒険小説は時間がある時の良い相棒です。著者の時代考証も丁寧で、歴史を学びながら物語を楽しめるというのが何より嬉しい。ただ、このシリーズはもう長く続いているので、巻を重ねるごとに登場人物を整理するのに少し手間がかかるのは、素直に申し上げておきたいところです。それでも、懸命に生きる茂兵衛の姿勢には、いつも励まされます。
2026年08月10日
ボランティアの活動を通じて、人間関係の難しさを感じることが増えた昨今、この本は本当に救いになりました。 著者の説く「箱の中にいる」という概念は、最初は少し難しいかなと感じましたが、読み進むうちに自分の日常の中にも当てはまる場面が次々と見つかりました。私たちが無意識のうちに他者を判断し、自分を正当化していることに気付かせてくれます。 特に共感したのは、人間関係の問題は相手の責任ばかりではなく、自分の心の持ち方が大きく影響するというメッセージです。年を重ねるほど、頑固になりがちな私にとって、新しい視点をもらった気がします。 具体的なストーリーを通じて説明されているので、抽象的な概念も理解しやすく、長く本を読んでいない方にも読みやすいと思います。ただ、一度読んだだけでは完全には理解できない部分もあるので、時間をかけて何度か読み返すことをお勧めします。人間関係に悩んでいる方、自分の行動パターンを見つめ直したい方に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
2026年08月03日
英語学習の補助資料として、娘に勧められて手に取りました。辞書としての基本的な機能はしっかり果たしており、75,000以上の見出し語と150点の新しい挿絵が掲載されているのは確かに充実しています。 ただ、正直なところ期待していた以上の特別さは感じませんでした。表記法や使用例の説明は十分ですが、他の同等クラスの辞書と比べて際立った工夫があるわけではないという印象です。補足ページの執筆法や計量法に関する情報は有用ですし、地理的・伝記的な項目が統合されているのは助かります。 ボランティアで英語が必要になることもあるので、机の上に置いておくには良い一冊ですが、この値段を出して強く推し進める必由は感じません。確実性を重視する私としては、もっと詳しい解説や具体例が豊富な版を選ぶのもよかったかなという気がしています。基本的な辞書としては悪くありませんが、特に目立つ利点もなく、可もなく不可もなくといったところです。
2026年07月27日
第29回太宰治賞受賞作とのことで、どんな作品かと慎重に情報を集めてから手に取った一冊です。異なる国から来た二人の女性の出会いと、そこから広がる人間関係が丁寧に描かれていて、本当に良かった。 サリマという女性の人生の複雑さ、そして日本人女性「ハリネズミ」の静かな葛藤。どちらか一方的に同情するのではなく、それぞれの立場から物を見つめようとする作品の姿勢が素敵だと感じました。逃げられた夫、育てねばならない息子たち、言葉の壁。そうした困難の中で、彼女たちがどのように生きていくのかを見守る気持ちで読み進めました。 オーストラリアの田舎町という舞台も、どこか親近感がわきます。異国で、言葉も文化も違う場所で、自分たちの足がかりを探しながら前に進もうとする。その様子が静かに、けれど力強く描かれているんです。 金銭的に余裕がない時代だからこそ、人間同士のつながりの大切さがより一層心に響きます。ボランティア活動を続ける中で感じることと通じる部分がありました。迷わずお勧めできる一冊です。
2026年07月18日
このところ、人間関係のいろいろなことで心が揺れることが多くなっていました。ボランティアの活動を通じていろんな方とお付き合いさせていただいているものですから、時には複雑な感情を抱えることもあるんです。そんなときに、友人がこの本を勧めてくれました。 初めは「ブッダの教え」と聞いて、少し難しいのではないかと躊躇していたのですが、読み始めてびっくり。むずかしい宗教的な話ではなく、本当に日常生活で使える、実に合理的な考え方が綴られていました。著者の説き方が率直で誠実なので、素直に受け入れることができました。 とくに「反応しない」というシンプルな教えが心に響きました。悩みの多くは、私たちが出来事に過剰に反応してしまうことから生まれるのだということ。これを読んでから、イライラしたときもいったん立ち止まり、本当に反応する必要があるのかを問い直してみようと思うようになったのです。 72年も生きていると、なかなか新しい考え方を取り入れるのは難しいと思っていたのですが、この本のおかげで心が少し軽くなった気がします。年配の方からお若い方まで、多くの人に読んでいただきたい一冊です。
2026年07月04日
第一巻に続いてこの物語を読み進めました。筆耕師数馬が依頼人の想いに向き合う姿勢は、やはり心が温かくなります。 今回は恋文という難しいテーマを扱っていますね。ご隠居さんの心配事から始まる物語は、一見単純に見えても、その奥には人の葛藤や後悔といった複雑な感情が層をなしています。健吾の姉を思う気持ちが、思わぬ形で傷つけてしまう経過は、私たちの人生でもよくあることだと感じました。 こうした人間関係のもつれを、数馬がどのように整理していくのかが見どころです。言葉を扱う職人だからこそできる、細やかで優しい解決方法に、思わず目頭が熱くなりました。年を重ねた身からすると、人との関係を修復することの大切さが、一層身にしみます。 文庫本という手頃な形式も、何度も手に取りやすくてありがたいです。穏やかな筆致で丁寧に紡がれた人情話。人生経験を重ねた方々とのボランティア活動を通じて感じることとも通じる部分が多く、この作品をお勧めしたいと考えています。
2026年07月02日
道尾秀介さんの作品は以前から気になっていたのですが、この「ブラックローズ」は脱出ゲーム型の仕掛けということで、正直なところ最初は戸惑いました。ただ、他の方のレビューを参考にしながら手に取ってみると、これが予想外に面白い経験でしたね。 ホテルのパーティで起きた殺人事件という舞台設定は、古典的ながらも親しみやすく、登場人物たちの証言や資料を辿りながら謎を解いていく過程が、まるで自分も捜査に参加しているような臨場感をもたらします。年を重ねた身としては、こうした参加型の読書体験は新鮮でした。 ただし、提示される情報の量が相当あるので、時に読み返す必要も生じます。それがいくらか手間に感じる瞬間もありましたが、その代わりに真実に辿り着いた時の達成感は格別です。何度も考え直させられる構成は、著者の仕掛けの巧みさを感じさせます。 慎重派の私でも楽しめた一冊。知的興奮を求める方には、特におすすめできます。
2026年07月01日
直木賞を受賞したと聞いて、少し慎重に手に取った一冊です。江戸の裏長屋を舞台にした短編集とのことでしたが、こんなに心が温かくなる作品だとは予想していませんでした。 川のほとりに暮らす庶民たちの、ごくささやかな日常が丁寧に描かれています。一見すると不幸そうに見える人生の中にも、人間らしい優しさや思いやりがちゃんと存在するんだということが、ページをめくるたびに伝わってきました。 登場人物たちは皆、何らかの悩みや葛藤を抱えています。でもそれを誰もが静かに受け入れながら、互いに支え合っている。そういう人間関係の温もりが、この作品全体を包んでいるように感じます。 文章も上品で読みやすく、難しい表現も少ないので、私たちの世代でも無理なく読み進められます。人生の後半で感じる複雑な気持ちをうまく言葉にしてくれているようで、思わず共感してしまう場面も多くありました。 直木賞に選ばれた意味がよく分かります。多くの方に読んでいただきたい、そんな一冊です。
2026年06月29日
下巻を読み終えてから、しばらく考えてしまいました。歴史とフィクションの境界線があいまいなまま物語が進んでいく様子に、正直なところ戸惑いがありました。 上巻からの謎解きが最後にどう繋がるのか、そこは確かに興味深く引き込まれました。ダ・ヴィンチの絵画に隠された秘密という設定も、知的好奇心をくすぐられます。ただ、宗教や歴史を巡る議論の部分が、私のような年配者には少し難しく、すべてを消化しきれなかった感があります。 謎解きという娯楽性と歴史考証のバランスが、やや偏っているように感じました。著者の主張が強く反映されすぎているのではないかという疑念も残ります。物語としてはよく構成されていますが、何度も読み返して深く考えたくなるような作品ではありませんでした。 娯楽小説として楽しむなら充分な面白さがありますが、私のように慎重に選ぶタイプの読者にとっては、評判ほどの衝撃は感じられませんでした。それなりに満足できる読書でしたが、万人向けとは言い難いと思います。
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