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発注いただきました!

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朝井 リョウ 集英社 2022年6月17日

感想

朝井リョウのこの一冊は、本当にユニークな企画だなと思いました。企業からの依頼で様々な制約条件のもと書かれた短編集なのですが、そういう「お題」の中でこそ、著者の創意工夫と筆力が光るんだということを改めて感じさせてくれます。 キャラメル、ウイスキー、数字の「20」といった、一見すると小説化しづらそうなテーマばかりなのに、どれもちゃんと人間らしい物語になっているんです。商業的な依頼という枠組みの中で、著者がどう工夫し、どう遊んでいるのかが見えるのが面白い。制約があるからこそ、かえって創意が生まれるということを実感させられました。 自営業をしていると、時間がない中で気軽に楽しめる読み物って貴重なんですよ。この本は短編集だから、スキマ時間で読み進められるのも良かった。軽快で、けれど決して手を抜いていない朝井リョウの筆致を、こういう形で味わえるのは案外新鮮です。気になっていた著者さんのファンなら、ぜひ手に取ってみてほしいですね。