発注いただきました!

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朝井 リョウ

出版社:集英社 出版年月日:2022/06/17

集英社 | 2022/06/17

4.50
本棚登録:2人

みんなの感想

感想

朝井リョウの書き下ろし企業小説をまとめた一冊。SNSで話題になっているのを見かけて、さっそく手に取ってみました。 正直なところ、最初は「企業案件の短編集」という地味な企画設定に少し懐疑的でした。でも読み始めたら、その枠組みの中で著者がいかに創意工夫を凝らしているか、その面白さに引き込まれてしまいました。キャラメルや相棒、ウイスキーといった限定的なお題を与えられながらも、毎回全く異なる世界観と人間ドラマを紡ぎ出すその手腕は見事。制約があるからこそ物語の奥行きが深まるんだなということを改めて感じさせてくれます。 公務員という職業柄、こうした「制限条件の中での創造」という構図には共感できる部分も多くありました。お仕事で納期や条件が厳しい方にもぜひ読んでほしい一冊です。朝井リョウのファンはもちろん、短編好きなら絶対に満足できる。この秋、手放せない本になりました。

感想

朝井リョウのこの一冊は、本当にユニークな企画だなと思いました。企業からの依頼で様々な制約条件のもと書かれた短編集なのですが、そういう「お題」の中でこそ、著者の創意工夫と筆力が光るんだということを改めて感じさせてくれます。 キャラメル、ウイスキー、数字の「20」といった、一見すると小説化しづらそうなテーマばかりなのに、どれもちゃんと人間らしい物語になっているんです。商業的な依頼という枠組みの中で、著者がどう工夫し、どう遊んでいるのかが見えるのが面白い。制約があるからこそ、かえって創意が生まれるということを実感させられました。 自営業をしていると、時間がない中で気軽に楽しめる読み物って貴重なんですよ。この本は短編集だから、スキマ時間で読み進められるのも良かった。軽快で、けれど決して手を抜いていない朝井リョウの筆致を、こういう形で味わえるのは案外新鮮です。気になっていた著者さんのファンなら、ぜひ手に取ってみてほしいですね。

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