しんの本棚
感想

本屋大賞受賞作ということで期待して読みましたが、正直なところ思ったより引き込まれませんでした。 物語の核となる男女の関係性に関しては、描写が丁寧で心理描写も深いんです。世間の常識に逆らいながら、それでも惹かれ合う二人の感情が伝わってくる部分はあります。ただ、その一方で全体的に暗くて重い雰囲気が最後まで続くので、読んでいてちょっと疲れちゃいました。 映画化も決定しているみたいですし、作品としての完成度は高いんだと思います。でも、僕としてはもう少し光の部分が欲しかったというか。重いテーマに真摯に向き合う作風は素晴らしいんですけど、個人的には漫画やライトノベルで慣れてる読み味とは違う感じで、途中で読み進めるのが少し大変でした。 評判が高いのは理由があるんだろうけど、万人受けする作品ではないのかなという印象です。興味がある人は、あらかじめレビューをしっかり読んでから手に取った方がいいと思います。

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