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感想

ずっと気になっていた本をやっと読みました。噂の『告白』です。 最初のページで衝撃を受けました。教師が静かに、でも確実に子どもを失ったことを告げる。その瞬間から、この物語がただごとではないことが伝わってきます。巧妙なのは、語り手が次々と変わることで、同じ事件が全く違う角度から見えてくるところ。最初は犯人だと思った人物の背景が明かされたり、予想外の動機が浮上したり…読みながら何度も心がざわついました。 子どもを育てる身だからこそ、登場人物たちの親の気持ちがすごく胸に突き刺さります。どの親も、どの子も、それぞれの事情を抱えている。誰もが加害者にも被害者にもなり得るという緊張感が最後まで続きました。 本屋大賞を受賞するだけあって、本当によく計算された構成。謎解きの快感と、人間関係の複雑さが完璧に調和しています。仕込まれた伏線をあとで回収される瞬間の気持ちよさが忘れられません。重いテーマですが、一気読み必至の傑作です。

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