海賊とよばれた男(上)

海賊とよばれた男(上)

百田 尚樹

出版社:講談社 出版年月日:2014/07/15

講談社 | 2014/07/15

3.50
本棚登録:6人

みんなの感想

感想

書店で長く平積みされていたこの本、ずっと気になってはいたんですよね。でも経済小説というと難しそうで…と敬遠していたのが正直なところです。ようやく手に取ってみたら、これが本当に面白かった。 敗戦直後という困難な時代を舞台にしながらも、登場人物たちの前に進もうとする力強さが感じられて、読んでいてどんどん引き込まれます。石油という素材を通じて、日本がどう再生していくのかを描いているんですが、決して難しくなく、むしろ人間ドラマとして成立しているのが素晴らしい。 主人公の不屈の精神や、スタッフとの関係性も心温まります。ビジネス書としても勉強になりますし、人生について考えさせられる部分も多いです。子どもたちが寝た夜中についつい続きが読みたくなって、夜更かししてしまいました(笑)。上巻を読み終わったら、もうすぐ下巻も手に取りそうです。家事の息抜きにこういった本が読めるのは本当にいいですね。

感想

本屋大賞の話題作ということで手に取った一冊ですが、予想以上の深さと感動がありました。敗戦直後の日本で、一人の男がどのようにして石油ビジネスで復興を遂行していくのか、その執念と信念の物語は、現在のビジネスマンである自分にとって大きな示唆を与えてくれます。 国岡鐡造という実在の人物をモデルにした主人公の生き様は、単なる経営者の成功譚ではなく、戦後の日本という絶望的な状況下で「人を大切にする」ことの価値を貫き通す姿勢に胸を打たれました。従業員を一人も解雇しないという経営判断は、今の時代だからこそ重く響きます。 歴史小説としても秀逸で、石油という資源がいかに国家の運命を左右するかというマクロな視点から、庶民の暮らしを支える地道な事業活動というミクロな視点まで、バランスよく描かれています。文庫化されたこのタイミングで多くのビジネスマンに読まれるべき作品だと感じました。上巻の完成度の高さから、続きが気になって仕方ありません。

感想

本屋大賞の話題作ということで、気になっていた一冊。やっと文庫版で手に取ることができました。 敗戦直後の日本で、全てを失いながらも立ち上がった一人の実業家の人生を描いた作品です。国岡鐡造という主人公が、石油事業を通じてどのように日本を支えていったのかという物語なのですが、これが本当に引き込まれます。 何より印象的だったのは、経済歴史小説の枠を超えた、人間ドラマとしての深さです。ビジネスの話だけではなく、困難な時代に部下を信じ、守り続けた主人公の姿勢に心を打たれました。自分が55年生きてきた中で、こういった強さと覚悟を持つ人間がいるんだなと改めて感じさせられます。 特に、会社員としての経験が豊富な年代だからこそ、登場人物たちの葛藤や決断がより身近に感じられるのかもしれません。上司や同僚との関係性、組織運営の難しさ、そして人を動かすことの重要性。仕事をしている人すべてに読んでほしい作品だと思います。

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