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戦国武将は戦がないとき、何をしていたのか

戦国武将は戦がないとき、何をしていたのか

河合 敦 ポプラ社 2026年2月12日

感想

歴史物といえば戦場での活躍ばかりが描かれるものですが、この一冊は視点を完全に転換しています。戦国武将たちが「戦がないとき」何を考え、何に熱中していたのか——そこに焦点を当てた企画が秀逸です。 武田信玄の浮気問題、織田信長による香木の横領、伊達政宗の教育熱心さなど、教科書には載らないエピソードの数々に、思わず引き込まれました。これらの人物たちが時代の英雄である以前に、悩み、葛藤し、時には理不尽な行動をとる生身の人間だったという事実が、歴史をぐっと身近にしてくれます。 新書という限られた紙幅の中で、各エピソードは簡潔ながらも充分な説得力があります。著者の史料の読み込みと、それを現代人にも分かりやすく翻訳する力が光っています。フリーランスの身からすると、「君主から転職の邪魔をされる」といったセクションは、時代を超えた人間関係の本質を感じさせて興味深い。 歴史好きにはもちろん、人物に興味のある方全般にお勧めできる一冊です。

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