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悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される 17

悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される 17

ほしな / ぷにちゃん / 成瀬 あけの KADOKAWA 2026年2月28日

感想

マンガ17巻目にして、この作品はまだ新しい魅力を引き出せるんだなと感心しました。 ティアラローズが王城の謎に立ち向かっていく展開は、シリーズを通して培われた世界観がしっかり機能しているからこそ面白い。ゲームのイベント要素を取り込みながらも、現実と虚構の境界線が曖昧になっていく雰囲気が実に良く作られています。何度も読み返したくなるような細かい伏線も散りばめられているようで、息の長さを感じさせます。 アクアスティードの決意や妖精王たちの陣地取りといった要素も、単なるバトル展開ではなく、キャラクター同士の関係性の深さが映る場面になっているのが素晴らしい。毎週の疲れた業務から帰ってきた時に、こうした濃密なストーリーに没頭できるのは本当にありがたい。 シリーズが長くなるにつれダレる作品も多いですが、これは違った。むしろ17巻だからこそ到達できた世界観があるように思います。次の展開が気になってならない、そんな状態にさせてくれる一冊です。

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