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きまぐれカプセル

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星 新一 新潮社 2026年8月28日

感想

星新一の生誕100年を記念した本ということで、手に取ってみました。エッセイ集とは知りませんでしたが、これがまた面白い。空飛ぶ円盤への熱中ぶりや、乱歩や小松左京といった巨匠たちとの交流の話など、SF作家の裏側が見える思いがしました。 何より驚いたのは、その筆の軽さです。科学的な話題であっても、人間関係の話であっても、ユーモアをくすぐりながらするりと読ませてしまう。75を過ぎた身としては、こういう「肩の力を抜いた文章」というのは、実に読みやすく、心地よいものです。 時系列で並んでいるおかげで、星新一という人物が若き日から晩年へと変わっていく様子も伝わってきます。未収録の短編も含まれているというのも、ファンならずとも得した気分になれます。真鍋博のカバーイラストも素敵。 気軽に何度も手に取って、好きな篇を拾い読みするのに最適な一冊だと思います。

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