うぽっぽ同心終活指南(四) 七つ屋殺し

うぽっぽ同心終活指南(四) 七つ屋殺し

坂岡真

出版社:中央公論新社 出版年月日:2026/02/20

中央公論新社 | 2026/02/20

3.78
本棚登録:10人

みんなの感想

感想

このシリーズ、もう何冊も読んでますがね、今回もいいですよ。かわうそ仙太郎という、どこか愛嬌のある悪党の話なんですが、この子奴がね、本当に憎めない。親分の勘兵衛との関係もいい塩梅で、二人のやり取りを読んでるだけで顔がほころんじゃいます。 今回のお話は質屋での事件が絡んでくるんですが、ミステリとしてもしっかり構成されていてね。犯人は誰なのか、どういう事件なのかと、ページをめくる手が止まりません。年を重ねてくると、こうして謎解きをしながら江戸の風情を味わえる時間が何ともいえず好ましいですよ。 江戸の下町の人情、そして人物たちのそこはかとない温かさ。作者の筆運びが相変わらず心地よくて、パートの仕事で疲れた夜も、この本を開くとすっと肩の力が抜けます。シリーズの最新作として、期待を裏切らない出来栄え。気軽に読める楽しさがこの本の魅力です。

感想

「終活指南」シリーズの最新作ということで、つい手に取ってしまった。かわうそ仙太郎と勘兵衛のコンビは前作までで十分その魅力を味わっていたので、どんな展開になるか楽しみにしていたのだ。 今回の「七つ屋殺し」も期待を裏切らない出来栄え。駄目だけど憎めない主人公と、そんな彼を見守る勘兵衛の関係が相変わらずいい。管理職という立場で部下を預かる身としても、何か胸に響くものがある。人を信じて機会を与えることの大切さを改めて感じさせられた。 ストーリーのテンポも良く、江戸の人情あふれた世界観に引き込まれる。書き下ろしということで新鮮さもあり、シリーズ作のマンネリ感は全くない。謎解きの部分も作者らしく丁寧に構成されており、気軽に楽しみながらもしっかり満足できる内容だ。 このシリーズ、忙しい日常の中でホッと心が落ち着く読書体験をくれる。また次作が出るのを心待ちにしているよ。

感想

終活指南シリーズの最新作ということで期待して手に取ったのですが、今回はちょっと物足りない印象でした。 かわうそ仙太郎というキャラクターの魅力は相変わらず健在で、愛嬌のある悪党ぶりは読んでいて思わず笑ってしまいます。ただ、ストーリーの構成がやや散漫な感じがして、前作までの緊張感と巧妙さが薄れてしまった気がします。七つ屋の事件という題材は興味深いのに、その謎解きまでの道筋が少しぼんやりしていて、引き込まれる力に欠けてしまった。 管理職として日々忙しくしている身からすると、短編集の利点は細切れ時間で読めることなのですが、このシリーズは本来ページを返す手が止まらなくなる程の面白さが魅力でした。今回は通勤電車の中で読んでいても、つい別のことを考えてしまう場面が多くて。シリーズファンとしては残念です。 次作に期待しつつ、一度シリーズを振り返り読みしてみようかと思っています。

感想

江戸時代の人情味あふれるミステリー、このシリーズは本当に好きだ。仕事で疲れた日の晩酌のお供にちょうどいい。 今回も主人公の仙太郎が相変わらず魅力的。愛すべきダメ人間って感じで、何度も引っかかるのに勘兵衛がちゃんと拾ってくれる関係性がいい。四巻目にしてキャラの掘り下げも深まってて、単なる盗賊というより人間味のある奴だなと改めて感じた。 七つ屋の押込みという事件を軸に、背景にある各人物の思惑がじわじわと浮かび上がってくる構成が秀逸。エンジニアの立場で言えば、デバッグのように情報を積み重ねていく快感がある。真犯人がどうなのかは最後まで予想を裏切られた。 細かい人間関係の描写も丁寧で、江戸の風情を感じながらサクッと読める。シリーズを通して読んでると、キャラクターたちとの再会の喜びもあるし。気軽に楽しめるミステリーとしては理想形だと思う。次巻が出たら迷わず手に取るつもり。

感想

話題のシリーズということで、手に取ってみました。かわうそ仙太郎というユニークなキャラクターと、江戸の人情味あふれる世界観が売りのようですね。 読んでみると、確かに登場人物たちの関係性や掛け合いに温かみがあって、そこは魅力的です。勘兵衛が無頼漢の仙太郎に対して見せる親心めいた態度や、二人の絆といったものが丁寧に描かれています。 ただ、正直なところ、ストーリーとしては少し予測可能というか、事件の展開に大きな驚きがありませんでした。シリーズの四作目ということで、パターンが確立されているのかもしれませんが、もう一段階のひねりや意外性があれば、より引き込まれたと思います。 江戸人情ものが好きな方や、キャラクター重視で読む方には満足できる一冊だと思いますが、ページをめくる手が止まらないような興奮度は、個人的には期待値に達しませんでした。シリーズを追っている方なら読んで損はありませんが、新規の方は一巻から読むことをお勧めします。

感想

「終活指南」シリーズの新作ということで手に取ってみたんですが、期待通り面白かった。こそ泥の仙太郎と同心の勘兵衛というコンビの掛け合いが相変わらず絶妙で、読んでいて思わず笑ってしまう場面も多い。 この巻では仙太郎が関わった事件が次々と起こるんですが、一見バラバラに見える出来事がどう繋がっていくのか、その構成の巧さに引き込まれます。推理小説としても楽しめるし、キャラクターの人間関係の温かみも感じられる。特に勘兵衛が仙太郎に向ける向き合い方には、読んでいてほっこりするような信頼感があります。 江戸の下町情緒を舞台にした本格的な事件が、でも決してシリアスになりすぎない。気軽に読める娯楽小説として完成度が高いと思います。シリーズを追って読んでいる方なら、間違いなく満足できる一冊。個人的には続きも気になるし、また仙太郎と勘兵衛の活躍が見たくなりました。

感想

「終活指南」シリーズの最新作ということで、迷わず手に取りました。これまでと同じく、こそ泥の仙太郎と同心・勘兵衛のコンビが織り成す江戸の人情話。今回も期待を裏切りません。 仙太郎は相変わらず間の抜けたやつですが、そこがいい。勘兵衛との掛け合いには思わず苦笑させられることばかり。そして事件が起きる。七つ屋の殺しという重い題材ながら、シリーズの味わいはしっかり保たれています。 文庫ということで持ち運びも気軽。通勤電車の中での短い時間で少しずつ読み進められるのも嘱託の身には助かります。人情と謎解きが絶妙に絡み合い、一気読みしてしまいました。江戸の世界観に引き込まれつつ、現代に通じる人間関係の機微も感じられる。このシリーズはやっぱり素晴らしい。次巻が待ち遠しいです。

感想

このシリーズ、本当に魅力的ですね!四巻目を読み終わった今、改めてその面白さに引き込まれています。 かわうそ仙太郎というキャラクターの設定がもう素晴らしい。ダメだけど憎めない、そんな人物像って現実にもいそうで、読んでいて親近感が湧きます。勘兵衛とのやり取りも温かみがあって、ほっこりしながらも、事件へと進んでいく緊張感がたまりません。 七つ屋の押込み事件という設定も江戸情緒たっぷりで、時代小説ならではの世界観に完全に浸ることができました。予想外の展開もあり、最後まで目が離せませんでしたよ。 最近、話題の時代小説が多い中で、このシリーズはしっかりとした物語性と登場人物への愛情が感じられます。主婦業の息抜きに、毎回新しい一巻が出るのを楽しみにしているほど。続きが気になって仕方ありません!時代小説好きさんには特におすすめしたい一冊です。

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