本棚の本棚
感想

最近SNSで話題になっていたので手に取ってみました。著者の前作を読んで好きだったこともあり、期待して読み進めたのですが、いい意味で予想を裏切られました。 偽りの記憶と実在しない人物との出会いという、一見すると複雑な設定なのに、ページをめくる手が止まりません。青年の戸惑いや切実さが伝わってきて、思わず引き込まれてしまいました。恋愛小説として読むのはもちろんですが、人間関係や記憶、そして「本当の自分とは何か」という問いかけが随所に光っています。 文庫サイズなのでどこでも読みやすく、夏の短編ということもあって、この季節に読むのに最適です。切ない雰囲気の中にも希望が感じられるラスト周辺は、本当に素敵。大人が読んでも十分満足できる作品だと思います。話題作として注目を集めているのも納得できました。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ