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感想

話題になっていたので手に取ってみました。佐藤愛子さんのお嬢さんが書かれたエッセイ集ですね。 『九十歳。何がめでたい』の大ベストセラー以来、佐藤愛子さんへの関心は高まっていたので、娘さん視点から母親との関係を描いた作品というのは興味深いテーマです。現在102歳のお母さんとの思い出や、衰えていく現在の様子を愛情を込めて綴っているというのは、多くの人の心に響くだろうと思います。 ただ読んでみると、正直なところ「これは面白い!」と強く惹き込まれるほどの迫力は感じませんでした。個々のエピソードは興味深いのですが、全体としてはやや散漫な印象で、読んでいて集中力が続きにくかったというのが本当のところです。母親の奇行や個性的なキャラクターは面白おかしく描かれているものの、深い感動や新しい発見につながるまでには至らないような気がします。 良い作品なのに、期待値が高かったのかもしれません。親子関係やエッセイが好きな方なら楽しめるのだと思いますが、私にはちょうど良い面白さ、という程度の一冊でした。

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