経済学に興味があって手に取ってみたのですが、正直なところ期待と現実のギャップがありました。ケインズの全集となると、かなり学術的で専門的な内容が詰まっているんだろうなという予想は的中。自営業をしていると経済の話は避けられないし、ケインズの理論も名前はよく聞くので、もっと実践的な応用例が増えていればと思います。 全くの初心者にはハードルが高いし、すでに経済学の知識がある人には物足りないかもしれません。丁寧に編集されているのは伝わってくるんですが、何度も読み直さないと頭に入ってこない部分が多くて、気軽に読める本ではないというのが率直な感想。自営業の経営に直結するような示唆を求めていた自分には、少し距離感がありました。 悪い本ではないんです。ただ、このボリュームと難度を考えると、もう少し工夫があってもいいのかなという印象です。経済学をしっかり学びたい人向けですね。
最近登録された他の本の感想
2026年06月23日
日常のちょっとした違和感や不安って、どこから来るんだろう。この本を読んでいて、そんなことをずっと考えていました。 夫の浮気疑惑、女友達との関係、過去の恋愛…どれも特別に大きな事件ではなくて、でもそれが日々をざわつかせる。著者がこういう「モヤモヤ」をこんなに丁寧に、それでいて軽やかに描けるのって本当に上手いなと思います。短編だからテンポも良くて、読み始めたら止められませんでした。 自営業をしていると、人間関係って本当に複雑で。お客さんとの付き合い方、スタッフとの距離感、プライベートの人付き合い…いろんなシーンで「本当はどう思ってるのか」って隠さなきゃいけない場面がいっぱいあります。この本の登場人物たちも、そういう葛藤を抱えているんですよね。 「普通」って何なのか、「正解」ってあるのか。そういう問い掛けを受けながら、でも最後は優しい気持ちになれる。そんな一冊です。疲れた時こそ、こういう本が心に染みわたります。
2026年06月16日
ナチス時代のベルリンを舞台にした歴史ミステリー、と聞いてすぐに手に取りました。正直、最初は重い題材かなと躊躇したんですが、読み始めたら一気でした。 連続殺人事件の謎が層をなして展開していく構成がすごく上手くて、単なる犯人探しではなく、時代背景や被害者たちの内面、そして謎の「大理石の男」という象徴的な存在まで、すべてが絡み合っていく。ページをめくる手が止まりません。 新書という手軽なフォーマットなのに、ここまでボリュームのある世界観を構築できるのが素晴らしい。自営業で忙しい日常の中でも、通勤の時間や寝る前の短い時間に楽しめるのに、読み応えたっぷりです。 歴史冒険小説として、謎解きの快感としても、どちらの角度からも満足度が高い。第1巻ということで続きが気になって仕方ないです。こういう「続きが気になる」という感覚、やっぱり読書の醍醐味ですね。
2026年06月14日
親の世代のスマホ問題って、意外と自分たちも困ることが多いんですよね。この本は単なる「ボタンの押し方」ではなく、実際に起こりやすい困りごとに焦点を当てているのが良かった。 著者が1万5000人のシニアに教えてきたというだけあって、「あ、これうちの親も言ってた!」という場面がたくさん出てくる。パスワードの管理、電話の出方、画面が暗くなるといった、世代特有のつまずきポイントが網羅されているんです。 自営業をしていると、親世代とのコミュニケーションツールとしてスマホって本当に大事。この本を読むことで、親に上から目線で教えるんじゃなくて、相手がなぜ困っているのかを理解してから説明できるようになりました。説明のコツなども書かれていて、親子喧嘩を避けるための知恵も詰まってる。 技術的な難しさもなく、さっと読めるのに実用的。親孝行の第一歩として、周囲にも勧めたい一冊です。
2026年06月10日
ボルヘスや澁澤龍彦に影響を与えたという惹句に惹かれて手に取った一冊。象徴主義世代の短篇傑作選ということで、深い思想性と不可思議な世界観を期待していました。 実際に読んでみると、確かに一編一編が短くコンパクトにまとまっていて、読みやすいんですよね。「黄金仮面の王」や「地上の大火」といった作品は、独特の象徴的イメージで惹きこまれます。新訳も含まれているので、翻訳による読み心地の違いも感じられて興味深い。 ただ、正直なところ全体的にはどこか距離感を感じてしまいました。象徴主義特有の晦渋さというか、意図的な難解さが、スルスルと読み進めたい私にはちょっと重たく感じたのかもしれません。作品によって当たり外れも感じてしまい、最後まで「これだ!」という没入感を得られませんでした。 古典として重要な作品集であることは理解しますし、文学的価値は高いと思います。ただ気軽に読書を楽しみたい私としては、もう少し親しみやすい表現だと、より好きになれたかなという印象です。
2026年06月09日
本が好きな人の本棚って、その人の思考回路が見えるような気がしていつも興味津々です。この本はまさにそんな欲求を満たしてくれる一冊でした。 著者が厳選した10人の読書家たちの愛読書と読書スタイルが紹介されているんですけど、みんなが大切にしている本ってほんとうに多彩。同じ本好きでも、時代を超えた古典を読み込む人もいれば、インテリアとして本との付き合い方を大切にする人もいる。その多様性を眺めているだけで、自分の読書の幅を広げたくなります。 特に「今日カバンに入っていた本」という質問コーナーが好きです。ふだん持ち歩く本って、その時期のその人の心理状態が反映されている気がして。自営業の身だからこそ、読書のリズムって自分で作れるんだけど、こういう本を読むと「もっといろいろ試してみたいな」って思わされます。 本を読むことの多幸感と、本のある暮らしの素敵さが詰まった本。読書家の友人にもプレゼントしたくなりました。
2026年06月08日
短歌って敷居が高いイメージを持ってたんですが、この本のおかげで印象が一変しました。穂村弘さんの選定眼が本当にいいんです。50人の歌人と、それぞれ5首ずつの名歌が紹介されているんですけど、正岡子規から寺山修司まで、時代を通じて短歌がどう変化していったのかが自然に伝わってきます。 何よりよかったのは、各歌人の作品に添えられた鑑賞文。専門的すぎず、でも深い視点から短歌の魅力が丁寧に説かれているので、ページをめくるたびに「あ、こういう読み方もあるんだ」という発見がありました。仕事で疲れた日でも、短編だから気軽に読み進められるのも助かります。 特に女性歌人の作品が充実してるのが嬉しかった。与謝野晶子から現代の作家まで、多様な声が集められていて、それぞれの時代での葛藤や表現の工夫が伝わってきます。気になる歌人を見つけたら、もっと詳しく作品を読みたくなるような、そんな入門書としても案内書としても優秀な一冊です。
2026年06月08日
警察小説シリーズの新刊だと知って、つい手に取ってしまいました。追跡捜査係の沖田と西川コンビのファンなので、今作も期待通りの面白さでしたね。 五年前の身元不明遺体事件という、一見すると解きようのないミステリーが、たった二つの手掛かりからじわじわと解き明かされていく過程がたまりません。レンタカーとUSBメモリという地味だけど確かな痕跡が、丹念な捜査によってどう繋がっていくのか。その緻密さが本当に良く書き込まれています。 仕事で人間関係の複雑さを扱うことが多いので、犯人の動機や背景にある人間ドラマにも引き込まれました。単なる事件の謎解きではなく、登場人物たちの葛藤や執念が事件の本質に迫っていくストーリー構成が、このシリーズの魅力だと思います。 テンポよく読めて、夜中についつい続きが気になって寝不足になる危険性あり。自営業で忙しい日常の中でも、気軽に続巻を楽しめるのがいいですね。シリーズを追い続ける甲斐があります。
2026年06月08日
自営業をしていると、限られた時間の中でいかに効率よく判断・行動するかが本当に大切だなって感じる。この本を手に取ったのもそんな時間との戦いを少しでも楽にしたいという思いからだったんだけど、期待以上の実用性があって良かった。 仮説から始めるというシンプルなアプローチなんだけど、実際には多くの人が逆のプロセスで進めちゃってるんだよね。著者のBCGでの経験をベースにした具体例がたくさん出てくるから、ビジネスシーンでの応用がイメージしやすい。特に「完璧な情報を集めるより、仮説を立ててから必要な情報を取りに行く」という考え方は、私のような自営業者にとって本当に革新的だった。 難しい理論ではなく、むしろ実践的でわかりやすい。読みながら「あ、この仕事で次から試せそう」って思える場面が何度もあった。完璧さよりスピード重視の時代だからこそ、こういう思考法を身につけることの価値を改めて認識させてくれた一冊。自営業の人にはぜひおすすめしたい。
2026年06月06日
自営業をしていて、業務効率化には常に頭を悩ませているので、このタイトルに惹かれて手に取りました。 正直、AIの活用法についてはいろいろな本が出ていますが、この本は視点が違う。自分のクローンAIを作るという概念は、最初聞いたときはピンと来ませんでしたが、読み進むうちに「あ、これって本当に実用的だ」と気づきました。社長から管理職、バックオフィスまで、立場ごとの活用方法が具体的に説明されているので、自分の業務にどう落とし込めばいいかが想像しやすい。 ビジネス書は机上の空論で終わることも多いですが、この本は実際に試してみたくなる内容ばかり。何より、読者特典が充実しているって時点で、著者が「実際に使ってほしい」という姿勢が伝わってきて好感が持てました。 完璧とは言いませんが、AI活用について一歩踏み込みたい人には十分な価値がある一冊だと思います。自営業の私たちにとって、限られた時間をどう使うかは死活問題。この本で得られる視点が、その答えの一つになるかもしれません。
2026年06月01日
第1巻を読んでいたので、続きが気になって手に取りました。 異世界でトマト栽培という地味だけど魅力的な設定は相変わらず。主人公・莉月のマイペースなキャラクターも好きですし、イケメン王子との掛け合いも割と楽しいです。ただ、第2巻では物語が少し散漫になってきた感じがするんですよね。王都に着いて新しいキャラクターが増えるんですが、彼らの絡みや背景設定が複雑になりすぎて、莉月の「帰りたい」という主軸がぼやけてしまった印象。 自営業で忙しい身としては、サクサク読める気軽なラノベを求めているので、ここまでくると設定の重さが少し邪魔になってきました。もっとシンプルに、莉月のトマト栽培と帰路への奮闘に焦点を当てた展開の方が読みやすかったかな。 それでも莉月というキャラクターへの愛着はあるし、次がどうなるかは気になります。第3巻があれば、また軽い気持ちで読んでみたいと思う—そんな可もなく不可もない感じです。
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