しんの本棚
感想

新社会人として営業職に配属されて3ヶ月、この本に出会えたことは本当に幸運だった。日々の業務で顧客との交渉に当たっている中で、自分がどのような心理メカニズムに左右されているのか、そして相手をどう説得すればいいのかという課題に直面していたからだ。 チアルディーニが示す6つの原理は、それぞれが具体的で、しかも日常生活で実感できる事例を通じて説明されている。特に「返報性」と「希少性」の章は目からウロコだった。返報性の原理など、意識していなかったが確実に自分の判断を左右していた。試食販売の例も秀逸で、単なる心理テクニック集ではなく、科学的根拠に基づいた人間の本質への深い洞察が感じられる。 新版では7つ目の原理も加わっているとのことだが、最新の研究知見が盛り込まれているのも好ポイント。社会人として必読の書だと感じた。ビジネス場面での応用だけでなく、詐欺やマニピュレーションから身を守る知識としても、非常に実用的である。この知識を武器に、今後の営業活動を進めていきたい。

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