黄昏流星群(79)

黄昏流星群(79)

弘兼 憲史

出版社:小学館 出版年月日:2026/02/27

小学館 | 2026/02/27

3.67
本棚登録:7人

みんなの感想

感想

島耕作氏の推薦ということで手に取った本作ですが、個人的には期待と現実のギャップを感じてしまいました。 確かに『黄昏流星群』は中高年層の恋愛や人生の転機を描く作品として定評があり、その路線は本巻でも健在です。ただ、79巻という長期連載の段階に来ると、ストーリーの新鮮さが失われ始めているような印象を受けます。特に表題作「砕ける巨星」は、既出のモチーフを焼き直した感があり、中和田と三条奈津子の関係性も、設定の説得力という点で少々弱いと感じました。 各話に一定の完成度はありますが、人文的な深みや、人生の複雑さに対する洞察という点では物足りなさが残ります。新社会人として様々な視点で物事を考えるようになった今、単なる恋愛劇以上の何かを求めてしまうのかもしれません。 長年のファンであれば満足できる一冊だと思いますが、改めて読み始めるなら初期巻からの方が、作品の魅力をより感じられるのではないでしょうか。

感想

黄昏流星群の79巻。島耕作の推薦文に惹かれて手に取りましたが、期待以上に面白かったです。 表題作「砕ける巨星」は、弱小出版社の編集者が美人ベストセラー作家と関わる中での人間ドラマ。仕事で日々ストレスを抱える身としては、中和田の揺れ動く心情がリアルに感じられました。妻との関係、仕事への向き合い方、そして突然訪れる誘惑—誰もが人生のどこかで経験する葛藤がしっかり描かれている。 他の2編も秀逸で、「星理士哀歌」の暗い背景を持つ女性のキャラクター設定、「星形奇談」の整形依存という現代的なテーマなど、単なる大人向けの恋愛漫画ではなく、各編に人間関係の複雑さや痛みが込められています。 33年生きていると、若い頃とは違う「恋」や「愛」の形が見えてくる。この作品はそういう中年世代の心をしっかり掴む構成になっていると思う。仕事の合間に気軽に読めるのに、じっくり考えさせられる。長く愛読されている理由がよくわかりました。

感想

『黄昏流星群』79巻、やっぱり面白かった!大人のマンガってこういうドロドロした人間関係を描くんだなって改めて実感。 表題作の「砗ける巨星」は、編集者の中和田とベストセラー作家・三条奈津子の関係がすごく複雑で、ページをめくる手が止まりませんでした。二人の間に流れる空気感がなんとも言えず、妻との関係とも絡み合って…読んでてドキドキしちゃいました笑 他の2編も個性的で、「星理士哀歌」は暗めだけど引き込まれるし、「星形奇談」では恋愛って難しいんだなって考えさせられました。やっぱりこのシリーズは人間の欲望とか恋愛について本当にリアルに描いてるから、高校生の私でも「あ、こういうことあるのか」って発見がいっぱい。 30年愛読されてるって納得。次巻も絶対読みます!

感想

黄昏流星群も79巻か。仕事で疲れた日の夜に読むのにぴったりだなと思いました。 この巻の表題作「砕ける巨星」は、出版業界を舞台にした話で、働く男性として思わず考えさせられる部分が多い。妻のいる身でありながら、著名な女性作家に惹かれていく編集者・中和田の葛藤がリアルに描かれています。人間の欲望と倫理の間で揺れ動く様子を、さすが弘兼憲史という筆致で丁寧に表現している。島耕作の推薦文も納得です。 他の短編も秀逸。「星理士哀歌」では遺品整理という地味だけど人間らしい職業の視点から、家族の秘密に迫る。「星形奇談」は整形という現代的なテーマを通じて、相手を受け入れることの難しさを問いかけている。 新社会人として働き始めて気づいたのは、大人の恋愛って複雑だってこと。この漫画はそういう現実的な大人の物語を、淡々としながらも深く描いています。完全に話題作をチェックする癖で読んだんですが、期待以上でした。

感想

新社会人になってから、大人の恋愛を描いた作品に目が行くようになったのか、この巻は一気読みしてしまいました。 島耕作氏の推薦コメントに惹かれて手に取ったんですが、期待値通りの面白さでした。表題作「砕ける巨星」は、編集者という職業が身近に感じられたこともあって、かなり引き込まれました。仕事とプライベートの葛藤、そこに絡み込む恋愛という複雑な人間関係が、適度な緊迫感を持って描かれているんです。主人公の判断や行動に思わず「そこはどうするんだ」と唸ってしまいました。 他の2編も秀逸です。特に「星理士哀歌」は、遺品整理という職業の背景にある人間ドラマが丁寧に織り込まれていて、単なる好色談に終わらない深さがありました。 やはり黄昏流星群の魅力は、大人のキャラクターが持つ複雑さと、それでもなお「恋する心」を失わない姿勢にあるんだと改めて感じました。新社会人には少し刺激が強い内容もありますが、それがまた良い。丁寧に作られた一冊だと思います。

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