黄昏流星群(79)

黄昏流星群(79)

弘兼 憲史

出版社:小学館 出版年月日:2026/02/27

小学館 | 2026/02/27

4.00
本棚登録:4人

みんなの感想

感想

黄昏流星群の79巻。島耕作の推薦文に惹かれて手に取りましたが、期待以上に面白かったです。 表題作「砕ける巨星」は、弱小出版社の編集者が美人ベストセラー作家と関わる中での人間ドラマ。仕事で日々ストレスを抱える身としては、中和田の揺れ動く心情がリアルに感じられました。妻との関係、仕事への向き合い方、そして突然訪れる誘惑—誰もが人生のどこかで経験する葛藤がしっかり描かれている。 他の2編も秀逸で、「星理士哀歌」の暗い背景を持つ女性のキャラクター設定、「星形奇談」の整形依存という現代的なテーマなど、単なる大人向けの恋愛漫画ではなく、各編に人間関係の複雑さや痛みが込められています。 33年生きていると、若い頃とは違う「恋」や「愛」の形が見えてくる。この作品はそういう中年世代の心をしっかり掴む構成になっていると思う。仕事の合間に気軽に読めるのに、じっくり考えさせられる。長く愛読されている理由がよくわかりました。

感想

黄昏流星群も79巻か。仕事で疲れた日の夜に読むのにぴったりだなと思いました。 この巻の表題作「砕ける巨星」は、出版業界を舞台にした話で、働く男性として思わず考えさせられる部分が多い。妻のいる身でありながら、著名な女性作家に惹かれていく編集者・中和田の葛藤がリアルに描かれています。人間の欲望と倫理の間で揺れ動く様子を、さすが弘兼憲史という筆致で丁寧に表現している。島耕作の推薦文も納得です。 他の短編も秀逸。「星理士哀歌」では遺品整理という地味だけど人間らしい職業の視点から、家族の秘密に迫る。「星形奇談」は整形という現代的なテーマを通じて、相手を受け入れることの難しさを問いかけている。 新社会人として働き始めて気づいたのは、大人の恋愛って複雑だってこと。この漫画はそういう現実的な大人の物語を、淡々としながらも深く描いています。完全に話題作をチェックする癖で読んだんですが、期待以上でした。

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