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Mostly Harmless Econometrics: An Empiricist's Companion

Mostly Harmless Econometrics: An Empiricist's Companion

Joshua D. Angrist / Jorn-Steffen Pischke PRINCETON UNIV PR 2009年1月1日

感想

計量経済学の実践的なガイドとして期待して手にとった一冊ですが、正直なところ期待値と現実のギャップに少し戸惑いました。 著者たちが強調する「因果推論」の重要性と具体的な手法については納得できる部分が多いです。特に観察データから因果関係を導き出す際の注意点や、実験計画の工夫などは、社会人として仕事に応用できる視点がありました。ただし、全体的に記述が技術的になりすぎている印象を受けます。 新社会人の身からすると、理論の詳細に時間を費やすよりも、実際のデータ分析プロジェクトですぐに使える知見をもっと丁寧に示してほしかった。実例は載っているものの、やや専門性が高く、経済学や統計学の背景知識がある程度必要だと感じます。 評価の高い本という触れ込みでしたが、対象読者の想定が曖昧な部分があるのではないかと思います。入門書としても、専門書としても、どっちつかずの印象が拭えません。悪い本ではありませんが、より包括的で親切な解説があれば、評価は変わったと思います。

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