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哲学的な何か、あと科学とか

哲学的な何か、あと科学とか

飲茶 二見書房 2017年4月3日

感想

哲学入門書として期待して読み始めたのですが、少し物足りなさが残りました。 著者が「哲学は面白い」と繰り返し主張する姿勢は理解できます。ただ、実際のページをめくってみると、その「面白さ」がどうも抽象的なままなんです。具体的な思想家や問題設定が浅く扱われていて、読んでいて心がつかまる瞬間が少ない。確かに読みやすい文体なのですが、それが逆に内容の深掘りを妨げているような印象も受けました。 新社会人として日々忙しい中で時間を割いて読む価値があるかと問われれば、正直微妙です。哲学への入口としてはもう少し骨太な議論か、あるいはもっと個性的な視点があればよかった。哲学の面白さを伝えたいという著者の想いは伝わってきますが、それを読者に実感させるまでには至っていないように感じます。 哲学初心者向けとしては無難な選択肢かもしれませんが、少なくとも評価の高い他の入門書と比べると、深さの点で及ばないというのが率直な感想です。

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