哲学的な何か、あと科学とか

哲学的な何か、あと科学とか

飲茶

出版社:二見書房 出版年月日:2017/04/03

二見書房 | 2017/04/03

4.00
本棚登録:2人

みんなの感想

話題の本ということで手に取ってみました。哲学入門書ですね。 著者の言う通り、哲学は実生活で役に立つものではありません。それでも面白いから学ぶ、という論理は、ある程度は分かります。80年も生きていると、そういう「役に立たないけれど心を豊かにするもの」の価値も理解できるようになるものです。 ただ、この本自体はどうか。文庫本で読みやすく、構成も工夫されているのは良い。しかし、哲学の面白さを伝えたいという意図は感じるものの、私のような年配の読者にとっては、やや説教的に映ってしまいました。 著者の情熱は伝わってくるのですが、もう少し深みがあってもよかったかな、というのが正直な感想です。若い世代には効果的かもしれませんが、人生経験が豊富な読者には物足りない印象を受けました。話題作として確認する価値はありますが、手放しでお勧めしにくい一冊です。